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佐伯さんが、散々書いてる「遊びの解放」。

ほんとにキビシーと思います。

親も、覚悟決めて突き抜ける必要がある。中途半端にぶれていてはいけませんよね。

でも、子どもが、「自分で考えざるをえない」ことが自立や成長に繋がると、心からそう思います。

本文

またまたメールの紹介です。
 
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 こんばんわ。
 
 佐伯さんのメルマガを読むと、どうしても返信したくなる今日この頃。
 
 今日のメルマガを読んで、気が付いたことがありました。
 
 ことごとく、ルールや約束がうちにはない・・・
 
 というか・・・なくなった!
 
 ・・・というか、だれも必要と思ってない。
 
 気が付くと、ほんと私すごい進化!!
 
 今考えると○○家には一貫性のないルールがゴロゴロしてたのに。
 
 ルールなんて作らなくても、気になればその時に話し合う方がよっぽどお互いに分かり合える!
 
 子どもの周りで起ることは、その時々で状況は違うだろうから、その都度考えた方がよっぽど建設的。
 
 それに、経験としてお互いに成長できる。
 
 経験してみて約束があった方がいいね!ってなった時に約束を作ります。
 
 今の所は何も困ってません。
 
 
 
 だから、テレビもスマホも、動画もマンガもなーんにも規制はありません。
 
 テストだろうがなんだろうが、自己責任。
 
 でも、ちゃんと自分で考えてる。
 
 そこは信じられるし、自分で考えて切り開いていける!!
 
 どうにかなったらその時に考える。
 
 それこそ、どうにでもなる。
 
 
 
 それにしても・・・どうやってこんなに進化したんだろー。
 
 佐伯さんのメルマガ読んでたら、進化するんだなぁ・・・。
 
 あっ、そういえば・・・
 
 お母さんかわいいねって言わないと、いつまでもグイグイ来られる、という(笑)
 
 暗黙のルールが存在します。
 
 忘れてました。
 
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 佐伯さん、おはようございます!
 
 ○○です。
 
 毎日、渾身のメルマガ、ありがとうございます!
 
 昨日のFacebookで、長文予告されていたので、
 
 「えー、長いっていう予告、怖いわぁ」
 
 と思っていましたが、読んでみたら、いつも通りあっと言う間でした!笑
 
 なんでしょう。
 
 ずっと面白いんですよ!
 
 (何を今更なのですが)
 
 
 
 他の方に聞いてみたら、長くて途中意識が飛ぶとか(笑)
 
 興味のある日は集中出来るとか、けっこう読み手にムラがあるらしく。
 
 え⁉︎そうなの⁉︎
 とビックリしました。
 
 魅力はなんでしょうね。
 
 理論の筋が通っている気持ちよさとか、理解しやすい具体例。
 
 反論までのケア。
 
 押し付けがましくない。
 
 佐伯さんのほんわかムード。
 
 マニアックな話し。
 
 
 
 お約束のギャグのような、いつもの期待に応えるテイストがありつつ、毎度新ネタみたいな?
 
 なんというか。
 
 お互いに「言葉」が好きなんでしょうね。
 
 なので、ついつい長文になっちゃう。
 
 
 
 さてさて、前置きが長くなりましたが。笑
 
 本日のメルマガ。
 
 親が学んだことを、こどもにアウトプット。
 
 これ、いいですよね。
 
 こどもたちは、かなり私にしてくれます。
 
 私は失敗談のシェアは大好きで、ついやっちゃうのですが、感動のシェアはあまりしてきてないなぁ、なんて思いました。
 
 そのあたり、増やしていきたいですね。
 
 
 
 先日友人と話していて、「失敗談」の効用の話しをしていたんです。
 
 それは、友人が話してくれたのですが。
 
 息子くんが、
 (次女と同級生なので四年生)
 5年ぶりくらいにおねしょしちゃって。
 
 こどもも親もショックで、かなり動揺したみたいなんですね。
 
 そこで友人は息子くんに、
 
 「自分も同じくらいの歳に、
 やっちゃったことあるんだよね〜」
 
 と話してあげたそうです。
 
 それを聞いて、息子くんはかなりホッとした顔をして、その後続くことはなかったようです。
 
 でも、
 
 「あの後、続いてたら、
 すごく心配だったわ〜」
 
 って。
 
 こんなことが言えるお母さんなら、私は全く心配いらないじゃん、って思いましたけど。
 
 
 
 今日のメルマガのように、こどもにとって親が、
 
 「ルールを押し付けてくる人」
 
 「気持ちをわかってくれない人」
 
 と認定されたら。
 
 
 
 本当の気持ちは言わないだろうし、悪いことは隠れてやるだろうし、嘘つくだろうな。
 
 (私、こういうこどもでしたね)
 
 
 
 親の学生時代と、今の学生時代は全く別物。
 
 本当にそう思います。
 
 あの頃、親たちはみんな忙しくていなかった。
 (見張られていなかった)
 
 
 
 そして、放課後には雑多な年代のこどもが、交流できる場所も時間もあった。
 (今は宿題と習い事で忙しい)
 
 親もこどもも、張り詰めた緊張に毎日さらされているように私には見えます。
 
 我が家は現在、ぽっかり避難生活中で、こどもたちは退屈と没頭を満喫しています。
 
 だんだん本当に飽きてきて、最近長女は、英語の勉強と筋トレをして、太らないように食事コントロールもしています。
 
 まさに、自分でルールを作り、守ってます。
 
 頼もしいです。
 
 
 
 学校からドロップアウトした時、佐伯さんのメルマガに出会えて、毎日読むことが出来て、よかったなぁと改めて思います。
 
 返信というクリアリングも含め、本当にありがたい存在でした。
 
 
 
 今日は私も、久しぶりにめっちゃ長くなってしまった!
 
 きっと他の方も、今日は長い返信書いてそう(笑)
 
 でも、私の仮説では、長文を書く佐伯さんは、恐らく読むスピードも速い。
 
 
 
 とはいえ、返信がくる量も多いと思うので、読むのが大変なのは間違いないとは、思います。
 (けど、書いちゃう。笑)
 
 終わりそうで終わらない返信、そろそろ締めます。
 
 いつも楽しいメルマガ、ありがとうございます!
 
 それでは、また!!
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 長めのお返事を丸ごと掲載させていただきました。
 
 お二人とも、けっこう長いこと僕の考えを実践してくれています。
 
 
 
 昨日も書いていた、
 
 ・ゲーム
 
 ・スマホ
 
 ・ネット
 
 ・勉強、宿題
 
 など『子どもの課題』について、親が制限をかけたり、ルールを設けない、っていうこと。
 
 
 
 頭で理解することは簡単だと思います。
 
 でも、実践してみないと、そこからどうなるのかは分かりません。
 
 
 
 子どもが勉強しないのってね、色々と理由があるんですけど、
 
 ・やりたいことが他にある
 
 ・子ども自身のエネルギーが足りない
 
 ・間違えるのが怖い
 
 みたいな理由があるんですね。
 
 
 
 そういう理由を持っているのに、
 
 「勉強しなさい!」
 
 とか言ったり、勉強や学歴のことを気にしたりしても、子どもを追いつける結果以外にはなりません。
 
 
 
 学校の勉強みたいな抽象的なことを学ぶためには、具体的なことをたくさん経験している必要があるんです。
 
 だから、親が子どもにかける制限を取っ払って、『遊びの解放』をしてやって、具体的なことをたくさん経験してほしいんですね。
 
 具体的になんかやってみて、心身で存分に色んなことを感じる。
 
 
 
 具体的に経験して、心身で感じたことを理論化していくのが、
 
 『学習』
 
 です。
 
 
 
 「理論化」っていう言葉を使うと、男性的なイメージを持つかもしれませんが、女性もたくさん論理を持っているはずです。
 
 『男性は論理で、女性は感情』
 
 みたいな分け方をしてしまうと、女の子は、様々な知識と知識の間の繋がり、すなわち、論理を学ばなくてもいい、ってなっちゃう。
 
 だって、感情の生き物だから。
 
 そうはならない、っていうよりも、そういう議論の余地が出てきてしまう、ってことね。
 
 
 
 僕は、男性にも感情はあるし、女性よりも繊細な場合もある。
 
 女性が論理的で、それが男性を超えることだって、よくある、って思っています。
 
 だから、男性も、女性も、論理を学ぼうぜ、って思っています。
 
 それと同時に、男性も、女性も、感情も上手く扱えるようになろうぜ、とも思っています。
 
 
 
 男性だから、女性だから、ってあんまり分けたくない。
 
 脳の違いや、心理の違いは、傾向としてはあるのかもしれないし、好き嫌いや、得手不得手の個人差はもちろんある。
 
 でも、感情も、論理も、両方使えるようになってくると、人生で楽しめることがもっと増えるような気がするんです。
 
 
 
 学校で学ぶのは、『論理』の方ですが、『感情』についても、学ぶことはたくさんある。
 
 それぞれ学ぶといいことがあるんだから、両方とも学べばいいじゃん、って思っています。
 
 
 
 だから、男の子も、女の子も、色んな具体的なことを体験してそれをどんどん理論化していく。
 
 体験は感情で、理論化は論理ですね。
 
 その両輪がそろって、はじめて『学習』になる、と僕は思っています。
 
 
 
 感情が抜けている論理は、難しい専門書みたいなイメージ。
 
 論理が抜けている体験は、個人の体験をベースにした育児書みたいなイメージ。
 
 
 
 個人的な感情体験をいかに、抽象的で汎用的な理論に昇華していくのか、っていうのが『学習』でやっていることだと思うんですね。
 
 だから、僕が普段メルマガに書いていることは、論理なので、それを実践して感情体験に落とし込んでみないと、実用的な意味での『学習』にはなりません。
 
 要するに、ずっと「言っていることは分かるけど・・・」っていう状態でい続けることになります。
 
 
 
 ぜひとも勇気を出して実践してみてほしいな、って思います。
 
 親が『子どもの課題』に踏み込むことや、ルールや、約束を取り付けることをやめてみれば、子どもの真の姿が見えてきます。
 
 その真の姿、というか、子ども本来の姿が出てきてからが、本当の子育てのスタートかな、なんて思ったりもします。
 
 
 
 親が『遊びの解放』をしてみて、子どもの課題に踏み込むことをやめれば、子どもが自分で考えるようになる・・・
 
 って思うじゃない?
 
 これはちょっと違う。
 
 
 
 親が『遊びの解放』をすると、子どもは自分で”考えざるを得ない”っていうのが、より正確な意味です。
 
 だってね、親が子どもの遊びを制限するということは、言い換えれば、子どもが困ったら、親に頼れるし、親の言いつけを守っているんだから、親に責任転嫁することだってできます。
 
 いざという時には、「いや、親に言われてやったことだし!」っていう言い訳が使えます。
 
 これが子どもの遊びを制限するかなり大きなメリットの一つです。
 
 子どもにとってのメリットね。
 
 
 
 でも、親が『遊びの解放』をしてしまうと、子どもは色んな事を自分の意志でするようになります。
 
 ということは、自分の意志でした以上は、 「いや、親に言われてやったことだし!」っていう責任転嫁の文句は使えなくなります。
 
 「え、あんたがやりたくてやったんでしょ?」
 
 って言われて終わりです。
 
 
 
 だから、何か困ったことが起こっても、子どもは自分で考えざるを得なくなります。
 
 親も、子も、自分の意志で動いている以上、子どもが親に対して、
 
 「これ、やってよ!」
 
 って言っても、親が気に入らなければ、
 
 「嫌だよ~、やりたくない!」
 
 って断ることもできます。
 
 
 
 子どもは諦めて解決を投げ出すこともありますが、あくまでも解放しているのは、子どもの遊びです。
 
 ということは、それがどうなろうと、他の家族にはあんまり影響はありません。
 
 それで親が心配したり、不安になったりするのは、それもまた親の自由ね。
 
 
 
 
 
 親が、子どもの遊びを制限している度合いに応じて、
 
 ・うちはルールが厳しい
 
 ・うちはルールが易しい
 
 みたいな話は、子どもたちの間でも、親たちの間でもなされると思います。
 
 
 
 でも、個人的に最も厳しいのは『遊びの解放』ではないかと思っています。
 
 だって、さっきも書いたように、子どもは親の責任にはできないわけで、何が起こっても、自分で解決するしかない。
 
 
 
 子どもの一番の先生は、親でもなく、学校の先生でもなく、目の前で起こった出来事というか、目の前の現実です。
 
 親や、先生から教わることよりも、実際に体験をした方が、ずっとずっと多くのことを学べます。
 
 しかも、実際的な体験なので、他のことにも応用しやすい学びを得られます。
 
 
 
 例えば、学校を休む時に、ただ「行きたくない!」って声高に言うと、親からは「いいから行きなさい!」って言われたとします。
 
 そこで子どもは考えて、本当に辛そうに「行きたいんだけど、今日は行けない・・・」って言ったとします。
 
 そしたら、親は心配して「そんなに辛いんだったら、休んでもいいよ」って言うかもしれません。
 
 
 
 この時に、子どもは学ぶんです。
 
 「自分が弱っているところには、親は追い打ちをかけられない」
 
 って(笑)
 
 
 
 子どもがこのことを学んじゃうと、学校でも弱弱しい自分を見せがちになって、いじめの対象になりやすくなるんですけどね。
 
 でも、家庭の中ではそれが通用しちゃう。
 
 
 
 
 
 なんだか変なたとえだと思うかもしれませんが、こういう親子の間でも子どもは様々なことを体験していて、自分の学びを得ています。
 
 親が教えること、先生が教えること以上に、自分がやったことからの学びの方が、断然多くのことを学べる。
 
 
 
 最も厳しい教育法であり、より多くのことを学べる教育法が『遊びの解放』だと僕が思っています。
 
 だから、子どもの主体性が高まるし、自信も持てるし、生きる希望も見出せる。
 
 そして、『遊びの解放』が当たり前にできてくると、親が一番楽になれる。
 
 
 
 今まで、ガミガミ言ったり、イライラしていたのが、しなくても良くなるから。
 
 それは、実践し続けてみないと分からないことだと思います。
 
 
 
 とはいえ、何が起こっても僕は責任を持たないので、自分でできる範囲でやってみてくださいね。

佐伯コメント

子どもに多くのことを教えてくれるのは、時には親や、先生だけれども、圧倒的に

『現実』

だと思うんです。

実際の経験から学ぶ。

失敗からも、成功からも。

そのために、『課題の分離』をして『見守る』っていうことが大切です。