Exiciteアドラー心理学
子どもを信じ、見守っているだけなのに、子どもが自分から勉強を始め、自分の未来を自分の手で切り拓いていくようになる・・・
そんな子どもに育て上げるための秘訣を、今、この場で解説します。
こんにちは、佐伯和也です。
今回、この記事でお伝えするのは、
9年間で累計5千人以上の親に、子どもとの関わり方を教えてきた僕の経験を元にした、
これからの時代の子育てにおいて最も重要な秘密についてです。
今から、非常に大事なことをお話するので、
このページはお気に入りなどに入れて、
ぜひ、何度でも読んでいただけたらと思います。
「子どもが自分から勉強を始める秘訣」を、今から無料で公開していきますので。
また、最後に、新しい企画(講座)に関しての案内も付いています。
「細かいことはいいからさっさと参加したい!」
という場合には、一番最後から申し込んでもらえますが、
申し込み後でも構いませんから、一応読んでおいてください。
読むだけでも、子どもの主体性を引き出すための多くのヒントが得られるはずです。
僕はこれまで累計5千人以上の親たちに子どもとの関わり方を教えてきました。
直接会って教えた方でも500人近くはいます。
子どもの年齢も様々で、0歳~20歳以上、さらにお孫さんがいる方まで幅広くいました。
抱える課題も様々で、
ゲームばかりしている、不登校、勉強をしない、昼夜逆転、暴れる、暴言、引きこもり、
Youtubeばかり見てる、スマホに依存してるなどなど・・・
特に、ゲームやYoutubeに関しては、僕自身が子どもの頃からずっとゲームをして育ってきているので、
他を画する考え方をしているようです(僕からしたら当たり前なのですが)。
今まで、それだけの親や子どもと関わってきて、よく言われることがあります。
それは、
「佐伯先生に出会って、子どもとも、夫とも関係が良くなり、家庭が平和になりました!
さらに、子ども自身が自分の意志で物事を決められるようになり、子育てにイライラすることも無くなり、とても楽になりました!」
ということです。
これは1回や2回ではなく、これまで何度も言われてきました。
親が子育てにイライラしなくなったということは、子どもの心が安定するようになり、
「子どもの問題行動が無くなった」
ということです。
さらに、子どもは安心して自分の頭で考えられるようになるから、
自分で考えて行動もするようになります。
学校に行くようになった子どももたくさんいるし、
自分から勉強をするようになった子どももたくさんいます。
昼夜逆転をしていた子どもも自力で直すことができて、
Yotutubeを見る時間も自分でコントロールすることができるようになった子どももたくさんいます。
挙句の果てには、子どもだけでなく夫婦関係も良くなり、
自分のやりたいことを旦那さんが応援してくれるようにもなった人も1人や2人ではありません。
まさに「家庭が家族全員にとっての安全基地になった」ということです。
子どもがゲームをやめるようになったわけではありません。
ゲームはゲームで娯楽の1つとして人生の楽しみとして遊びながらも、
学校や勉強、友達付き合い、仕事など、その他のこととバランスを取りながら人生を楽しめるようになっています。
子どもなので、まだまだできないことも、分からないことも多いですが、
それでも子どもが自分の体験と知識を総動員して、多くの子どもが楽しく幸せに過ごせるようになりました。
そんな子どもたちを見ていて、子どもが幸せに生きるのに大人になるのを待つ必要なんてなくて、
今、この時点で幸せでいられるようになる。
あとは、幸せを継続して、さらに幸せのレベルを上げていけばいいだけですよね。
僕自身が、ゲームをやりながらも、自分の意志で勉強をして、
中3で成績トップになり、学区トップの高校に行き、国立大学に進学をし、大学院を修了しています。
そんな僕が関わった親や子どもなので、
「佐伯先生が特別だったんでしょ」
「その子たちが元々できる子だったんでしょ」
と言われることがあります。
本当に何度も言われてきました(笑)
これについては、
「その通りです」
と答えるようにしています。
なぜかと言うと、
「そうなるように育てたから」
ですね。
と言っても、僕が伝えている子育て法は、子どもを親の思い通りに操る技法とかではなく、
「子どもが本来持っている潜在能力を発揮できるようにする関わり方」
です。
元の良さがあっても、育て方が良くないと、その良さは陰に隠れます。
元の良し悪しに関係無く、育て方が良いと、子どもが持っている良さを存分に引き出すことができます。
元々あるものを子ども自身が発揮できるようにしているだけです。
僕はそうやって育てられてきただけだし、僕が教えている子育ての方法も、そのノウハウを教えています。
これからご紹介する子育て法は、何も特別なスキルもいらないし、資格も、能力も要りません。
親であれば、誰だって子どもが本来持っている潜在能力を引き出すことができてしまう。
知ってしまえば「なんだそんなことか」と思う人もいるような、とてもシンプルだし、簡単なノウハウです。
僕がそれを紹介する理由は、もっともっと子どものすごさや可能性を信じられる親が増えてほしいからです。
そして、僕は、この活動を通じて、どうしてもやりたいことがあるのです。
子どもの天才性を引き出す親の関わり
僕がかねてよりやりたいと言っていたことが、
「子どもが天才性を発揮して、社会で活躍できるようになること」
です。
子どもは産まれながらにして天才性の「種」を持っています。
この種は子どもによって違っています。
その違いは生まれたばかりの子どもがすでに興味関心の対象が異なることから分かります。
天才性の種を発芽させて、その子が他の誰もできないような、その子にしかできないことができるようになる。
さらに、その子にしかできないことは、その子が生まれ持った「使命」にも気付かせてくれます。
使命というのは、自分が何のために生まれたのか?という問いの答えであり、自分の人生の意味です。
子どもが天才性を発揮できて、自分の使命に気付くことで、何の迷いも無く「自分はこのために生きているんだ」と思って、全身全霊で生きることができるようになります。
子どもが生まれ持った潜在能力をフルに発揮して生きることで、その子にしか救えない人が救われて、その子にしか作れない社会が出来上がります。
さらに、天才性を発揮した人同士が手を取り合い、協力して、本気でより良い社会を作っていったら、きっと今以上に素晴らしい社会になっていくはずです。
そして何よりも、天才性を発揮して、自分の使命に従って生きることはこの上ない幸せなことです。
自分と向き合い天才性を発揮すると、自分にはまだまだ可能性があることに気付きます。
その可能性を存分に引き出すために、子どもは自分から勉強をするようになります。
親が止めても、自分の使命のために勉強をするでしょう。
勉強とは本来、自分の価値を最大限引き出すためのものです。
自分が理想とする世界を実現するために、知識を得て、視野を広げるために勉強をします。
現行の学校教育や、家庭環境によって「勉強とは嫌なものである」と思うようになった人も少なくないでしょう。
しかし、自分の可能性を信じ、自分には価値があるんだと実感している子どもからしたら、勉強は楽しいものであり、自分の価値を高めていくために必要な活動です。
そのことを理解しているからこそ、子どもは自分から勉強をするんです。
自分には価値があると思っているからこそ、もっと価値を高められると思う。
自分には価値が無いと思っていたら、価値が無いのだから、どうせ勉強をしたって無駄だと思うでしょう。
子どもにとって必要なことは、勉強をさせられることではなく、
「自分の天才性を信じ、自分の価値をより高めたいと思う心」
なんです。
ひと昔前は、銀行の預金金利が年利6%なんていう時代もありました。
そういう時代は、高い偏差値の大学に行って、高収入な会社に就職し、給料を積み立てておけば、10年もすれば残高は2倍になっていました。
増えたお金でローンを組み、夢のマイホームを買い、家族で生活をすることを夢にしていた人も多かったでしょう。
ですが、今の時代は、銀行の預金金利はほぼ0%に等しく、100万円を1年間預けても増えるお金は100円程度なものです。
しかも、年金制度もあまりにも不安で、あまり頼れません。
なので、高い偏差値の大学に行くことや、高収入な会社に就職することは、決して人生のゴールにはならないし、それで幸せを感じる人もほとんどいません。
今の時代は、ステレオタイプの幸せを追いかけるのではなく、自分の幸せが何であるかは自分で決めて、自分の手で幸せになろうという時代です。
つまり、親の考えている幸せが必ずしも、子どもの幸せだとは限らない時代になっているのです。
なので、今の時代の子どもが幸せになるには、自分で考え、自分の人生をどう生きるのかを自分で決めなければなりません。
そのためには、僕ら親が「子どもが自分から勉強を始めるような子育ての仕方」を身に付けることは必須だと言えます。
「親が子どもに勉強をさせる子育ての仕方」が通用するのは、預金金利が1%以上あった時の時代の話なのです。
そして、子どもが自分から勉強をするという状態の先にあるのが、
「子どもが天才性を発揮して、社会で活躍をする」
というものです。
子どもが自己肯定感を高めて、自分から勉強を始め、自らの天才性を発揮して、社会で活躍をする。
そのために、まず親がやらないといけないことが、
「家庭を子どもの安全基地にする」
ということなのです。
僕は、それを実現するために、
「家庭を子どもの安全基地にする親のコミュニケーション」
というのを多くの親が理解でき、実践できるように教えていくことを人生のミッションだと思っています。
サブヘッド3
では、家庭を子どもの安全基地にするために、親はどんなコミュニケーションを取ればいいのか?ですが、
子どもに勉強をさせることでも、学校に行かせることでも、正しい生活リズムで過ごせるようにすることでも、
正しい言葉遣いができることでも、子どもを褒めたりすることでもありません。
親として、子どもにきちんとしてほしいと思う気持ちも理解はできるのですが、
実は親としてちゃんと子育てができたとしても、家庭は子どもの安全基地にはなりません。
一般的に正しいと言われているような「子どもに”させる”子育て」をしている限り、子どもが自分から勉強を始めることはほとんどありません。
実は、もっともっと大事なことがあって、それが
「親の自己受容」
です。
自己受容とはもしかしたら聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言えば、
「自分の良いところも、悪いところも受け容れよう」
ということです。
受け容れているのだから、変えようとしないし、責めたり、恥ずかしく思ったりしない。
「このできないところも、できるところもひっくるめて自分なのよ」
と胸を張っていることです。
親が自己受容できると何が良いのか?というと、
「子どものことも受容できる」
のです。
受容とは、「できるところも、できないところも受け容れる」ということだったので、子どもを丸ごと受け容れるということです。
それはすなわち、子どもを変えようとするのをやめるし、子どもに何かをさせようとすることをやめるということです。
子どもを変えようとしたり、子どもに勉強など何かをやらせようとすると、子どもは服従か反発のどちらかの態度を選択します。
親の言う通りにするか、親の言うことに反発するのかのどちらかを選択しないといけないので、どちらを選んだとしても、自分のやりたいことはできません。
「反発をしたら、子どもは自分のやりたいことをするんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、子どもは親に反発をしたらエネルギーのほとんどを使い果たします。
なので、やりたいことをするまでエネルギーが残っている子どもはそれほど多くありません。
ましてや、勉強をするエネルギーなんて残っていないのです。
親が自己受容できて、子どものことも受容できるようになると、それで初めて、
「家庭が子どもの安全基地になっている」
と言えます。
子どもの自分らしさが、親によって脅かされない環境なので、子どもは自分らしくいられます。
子どもが自分らしくいられれば、子どものやりたいことは少しずつ高度化し、複雑化していきます。
そのまま今の自分だと手が届かないほどレベルを上げていくから、その時に、
「子どもが自分から勉強を始める」
という状態になるんですね。
つまり、子どもに自分から勉強を始めてもらうには、
親が自己受容をして、子どもを丸ごと受け容れることで、
家庭が子どもの安全基地になり、
その環境で、子どもの遊びがどんどん高度化・複雑化していって、
その先にあるやりたいことを実現するために「勉強」が必要になります。
そうすることで、子どもが自分から勉強を始めるようになるわけですね。
親が無理やり子どもに勉強をさせるのではなく、子どもの内側に自然と勉強をする動機が生まれるように関わっていきます。
サブヘッド4
なぜ、僕が子どもが自分から勉強を始めることにこだわるのか。
それは、親にやらされた勉強だと、子どもが勉強嫌いになり、勉強をしなくなっていくから、です。
勉強が嫌なものだと思っていても、「勉強はしなきゃいけないものだ」と思って勉強をする子どももいます。
親に言われ続けて、次第に勉強をするようになる子どももいます。
それを見て、親は「子どもは自分で勉強をするようになった」って思っちゃうんですけど、親が勉強をするように言っていたら、それは「親にやらされている勉強」なんですね。
親が色々と言うから、言われる前に勉強をしようという気持ちです。
たしかに、パッと見は「子どもが自分から勉強をしている」です。
しかし、ここに子どもの人生において、一つ大きな落とし穴があります。
親に言われてやっている勉強は、「本当は勉強したくないんだけど、勉強をしなきゃと思っている勉強」ですよね。
やりたくない勉強はいつまでもするわけじゃなくて、タイムリミットがあります。
それが「子どもが学校を卒業した時」ですね。
最終学歴が高卒の子どもであれば、高校を卒業したタイミング、大卒の子どもであれば、大学を卒業したタイミングです。
卒業のタイミングで、子どもは勉強をしなくなります。
卒業をするまでというタイムリミットがあるからこそ、嫌々でもそこまでならがんばれるんですね。
「え、学校を卒業したら勉強をしなくてもいいんじゃないの?」
と思った人は、勉強の本質を勘違いしているのかもしれません。
勉強をする目的は、良い成績を取るためでもなければ、偏差値の高い大学に入るためでもないし、子どものやるべきことだから、でもありません。
勉強とは、子ども自身の知的好奇心を満たし、知識を増やし、思考力を高めていくことで、人生をより豊かにするためにするものです。
本来は楽しいものですし、できることが増え、分かることが増えるし、人と話せる話題が増えるので、嬉しいことが多いものなんです。
さらに、学校を卒業した後も勉強を続けていると、選べる仕事が増えます。
勉強をしているとできることが増えるのです。
それはおおよその人が思っていることと違わないと思います。
しかし、子どもが勉強を嫌いになってしまったり、
「勉強とはしなければならないものだ」
と思ってしまったら、子どもは学校卒業と同時に、
「よっしゃー!これで煩わしい勉強から解放されるわー!」
と思って、勉強から解放されてしまうんです。
このことを僕は、「時限爆弾」と言っています。
子どもが勉強を嫌いになると、学校を卒業したタイミングでこの時限爆弾が爆発して、もう勉強をしなくなります。
勉強をしないなら、それ以降の人生で発展や成長はありません。
そして、自分がやりたいと思ったことや、憧れていたことを諦めていかなければならなくなります。
学生の間は勉強をしてきたかもしれないけど、学校を卒業して学ぶことをやめちゃうから、
やりたいことが出てきても、
「どうせ、自分には無理だ」
と思って、選択肢すら持とうとしなくなります。
学生の間は勉強をするから親は安心するかもしれないけれど、本当に勉強が必要な「社会に出た後」に勉強をしなくなるから、結果的に人生の選択肢が広がっていかない。
これが「勉強をさせる」の落とし穴なんです。
ただ勉強をしてほしいだけじゃなく、勉強をすることで人生を豊かにしてほしいと願うのであれば、子どもを勉強嫌いにしてはいけないのです。
子どもに勉強を強制したり、勉強をしないことでペナルティを与えたりしてはいけないのです。
勉強をすることで人生を豊かにしてほしいと願うのであれば、
「子どもが自分から勉強を始める」
ということにこだわる必要があるのです。
サブヘッド4
「子どもの内側から自然と勉強をする動機が生まれるような関わり」
とは、親自身が自己受容できるようになって初めて、できるようになります。
すなわち、親がカッコをつけたり、上の立場に立つのをやめて、等身大で子どもに接せられるようになることで、子どもが自分から勉強を始めるコミュニケーションが取れるようになる。
なぜ、そんなことが言えるのか?というと、理由は2つあります。
まず1つ目は、僕自身が、子どもの頃からゲームが大好きだったにも関わらず、中3の時に成績が学年トップになったり、国立大学に進学したりして、ゲームと同時に勉強もしてきた経験からです。
どうして僕は、ゲームが大好きでありながらも、自分から勉強を始めたのでしょうか。
その理由は「親に勉強について、ほとんど口出しされなかったから」でした。
良い成績を取っても、良くない成績を取っても、親は一言二言感想を言うくらいで、特に何も咎められないし、勉強をさせようともされませんでした。
勉強を強制されなかったお陰で、僕は勉強嫌いにならずに済みました。
勉強嫌いにさえならなければ、子どもは自分のタイミングで勉強を始めます。
それが僕の場合は、学年トップを取ることになった中3のタイミングと、大学受験のタイミング、そして、大学院に進学するタイミングでした。
なぜ、僕が自分で勉強をするようになったのかは、今では明確に言葉で説明することができます。
しかも、それは僕個人だけの特殊な話ではなく、他の子どもにも適用できる割と汎用的な考え方です。
実際に、他の親にも僕の考えを教えて実践してもらったら、自分から勉強を始めたり、不登校だった子どもが自分の意志で学校に行き始めた子どもがいたり、かなりの変化がありました。
僕は自分が家庭でされてきた子育て法のことを「遊びの解放」と呼んでいます。
小学生の頃から僕は、完全に自由ではなかったものの、比較的自由にゲームをすることができました。
その環境があったから、自分で勉強に興味を示したタイミングですんなりと勉強に移行することができたんです。
それからは、勉強にも夢中になり、グングン成績を上げていきました。
親が上に立って、子どものことを制限したり、管理するのではなく、信じて見守る関わりをする。
そして、あとのことは子どもに委ねる。
そんな育てられ方をしました。
そして、親が自己受容できるようになると、子どもが自分から勉強をするようになると言う、2つ目の理由は、僕が以前働いていた学習塾での経験から来ています。
少し長いエピソードですが、親のあり方について非常に重要な内容を含んでいるので、ぜひとも読んでみてください。
これから話すエピソードが、僕が現代の子育てに必要だと思った気付きに繋がります。
今から11年前の話です。
僕は、新卒で入った会社を辞めた後に、現代の子どもは何を考え、何に悩んでいるのかを知るために学習塾で働き始めました。
ちょうど春期講習のタイミングになった時に、僕はある中3の男の子に出会います。
彼は、当時、成績が5科目平均20点というお世辞にも良いとは言えないものでした。
初めての受験ということで彼も緊張しているようだったので、春期講習の終わりのタイミングで、「どういう生徒が受験に合格をするのか」という話をしていました。
前年度の卒業生を見ていると、合格をしている生徒の特徴は「自習に来ていること」でした。
そのことを彼に話すと「カズさん、俺、自信出てきた!」と言って、それ以外はいつも通り、その日の授業は終わりました。
春期講習が終わり、通常授業の開始が4月9日からの予定だったので、4月7日に僕は塾で通常授業の準備をしていました。
まだ通常授業は始まっていないタイミングだったのに、なぜか、彼は塾にやってきました。
どうしたんだろう?と思って塾に来た理由を聞いてみると、なんと「自習しに来た」というのです。
これには、僕も含めてそこにいた先生全員が驚きました。
それからというもの、彼は週5で塾に来るようになりました。
誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰り、その間ずっと自習しているのです。
まさか彼がここまで変貌するとは誰も思っていませんでした。
僕はこの彼の変化がとても嬉しいと思ったし、これだけ勉強をする意思があるなら、彼の成績も上がるかもしれないと期待が高まりました。
ところが、6月のある日、彼は浮かない顔をして塾にやってきたことがありました。
僕がその日の授業を終えるまで、彼には待機しておいてもらって、授業を終えてから詳しく話を聞くことにしました。
彼に話を聞いてみると、どうやらお母さんとの関係について悩んでいるようでした。
その時に知ったのですが、実は彼は夜の23時に自宅に帰った後も、寝るまで自習を続けていたそうなのです。
受験生としては十分すぎるほどに勉強をしていました。
しかし、彼のお母さんはそんな彼の様子を見て、
「そんなんじゃ高校に行けないよ!もっとがんばらないと」
と言って、彼の努力を認めることはしませんでした。
自分の努力がお母さんに認めてもらえないことで、彼の勉強に対するモチベーションが一気に下がり、こうして僕のところに相談に来てくれたのです。
当時、僕はただのアルバイトでしたので、彼のお母さんと話す機会は無く、僕には彼の悩みに対して何もしてあげることはできませんでした。
そして、程なくして、彼は自習には来なくなってしまいました。(通常授業にだけは来ていました)
彼は高校には合格することができました。
しかし、僕は彼のモチベーションが下がってしまったことにとても悔しい気持ちになりました。
あのまま彼が勉強をし続けたら、勉強の楽しみを知って、もっともっと彼の才能を引き出してあげられたかもしれないのに・・・!と。
当時は、彼のお母さんに対する怒りもあったと思います。
「なぜ、彼の努力を認めてあげないんだ!」と。
後に、その怒りも見当違いだったことは分かります。
サブヘッド5
塾には、他にも親との関係が良くなくて、全く勉強に身が入らないという子が何人もいました。
彼との一件以降、僕の心の中には、「子どもが勉強をしない原因は親にあるんだ!」という想いが芽生えてきました。
その想いが本当なのかどうか確かめるために、僕は彼の卒業を見届けてから塾を辞めて、家庭教師をし始めました。
学習塾では親と関われないので、親と直接話せるようにするためですね。
家庭教師と言っても、ほとんど子どもと一緒に遊ぶような仕事です。
子どもと遊ぶ傍ら、親の話を聞いていると、親が子どもを心配したり、勉強をさせようとする関わりの裏側には、親の愛情があることがよく分かりました。
親には溢れんばかりの愛情があるし、子どもにも問題はないし、何なら勉強をしたいとすら思っている。
それなのに、なぜ子どもは勉強を嫌いになり、しなくなっていくのだろう・・・?
そう考えていた時に、ようやく答えが分かりました。
子どもが勉強を嫌いになっていく背景には、
「親には愛情があるのに、それが子どもに伝わっていない」
という課題があるんだ、ということに気付きました。
親は何も悪くない。
子どもがダメだったわけでもない。
本来、親が子どもに与えるべき心の栄養が、コミュニケーションというパイプが詰まったり、曲がったりしてしまうことで、ちゃんと子どもに行き届いていなかったんです。
親に愛情はあるし、愛情を注いでいるつもりだし、子どもも一生懸命がんばっている。
しかし、その親の愛情が、子どもにまで届いていないことこそが、現代の子育ての課題だったのです。
なぜ、そんなことが起こるのか?というと、親に、
「コミュニケーションの取り方を学ぶ機会が無かったから」
です。
学校で、子どもとの信頼関係の築き方や、コミュニケーションの取り方を学んできていない。
誰からもそのことを教えてもらっていません。
だからこそ、親には愛情がたくさんあるはずなのに、それを心配や叱るなどの別の形に変換して子どもに伝えてしまう。
知らない、分からないがゆえに、です。
親からの愛情が不足した子どもは、勉強をするどころか自己受容すらできなくなり、
「僕は(私は)何の取り柄もない」
「僕は(私は)何の価値も無い人間だ」
などと思うようになり、勉強どころか生きていくのがやっとという状態になってしまうのです。
親がコミュニケーションを学ぶ機会が無かったから。
これが僕が気付いた「現代の子育ての課題」であり、子どもが勉強を嫌いになり、やらなくなっていく理由でした。
ちなみに、知らないこと、分からないことは悪いことではありません。
そのことで自分を責めたり、「子育てに失敗した」と落ち込む必要もありません。
知らないことは少しずつ知っていって、できるようになっていけばいいのです。
サブヘッド6
子どもとのコミュニケーションを学ぶ時、学ぶことは2つあります。
それは、
「心の仕組み」
「コミュニケーションの取り方」
の2つです。
「心の仕組み」というのは、心理学のことです。
ただ座学で心理学を学ぶのではなく、実践に基づいたリアルな心の動きを学んでいくことです。
「コミュニケーションの取り方」というのは、学んだ心の仕組みをどう活用していくか、です。
自分の心を使って、相手の心に働きかけていくのがコミュニケーションです。
一つ、勘違いしないでほしいのが、相手を操ることはしません。
いくら親が「子どもに勉強をしてほしい」と願っていても、子どもの意志を無視したり、圧力を加えて勉強をさせるようなことはしません。
純粋に子どもが「勉強をしたい」と思って勉強をするように働きかけていくんです。
子どもが勉強をしたいと思う働きかけのポイントは、
「子どもが勉強をしたいと思えるような環境を作っていく」
ということです。
子ども自身に働きかけて、子どもに勉強をさせようとか、勉強を強制することではありません。
本を揃えようとか、勉強道具や、知的好奇心を持つようなものを用意しよう、という話でもありません。
それも効果が無いわけではありませんが、本質的ではありません。
子どもは自由にしていて、自由にしているんだけど、勉強をしたいと思うような環境を作るんです。
あくまでも、ここでいう「環境」というのは、「人間関係」のことです。
家庭で言うなら、家族との関係や、親子関係のことです。
つまり、親のコミュニケーションの取り方によって、子どもが自分から勉強をしたいと思うような、そんな関係性を作っていこうということです。
それが「子どもが勉強をしたいと思えるような環境を作る」ということです。
サブヘッド7
では、具体的にどうしたらいいのか?というと、僕がいつも言っているのは、
「まずは遊びの解放をしよう」
ということです。
何はともあれ、「遊びの解放」です。
「遊びの解放」というのは、
「親が、子どもにかけてきた遊びの制限の一切を取り払う」
という関わり方のことです。
子どもの遊びを邪魔しないし、監視も、管理もしません。
するとすれば、安全管理と法律遵守くらいです。
「遊びの解放」は、子どもの遊びは子どもに任せようということなんですけど、これを実践した親に言わせれば、かなり怖いそうです。
「本当に、思う存分ゲームをさせてもいいの!?」
「ずっとYoutube見ているけど、大丈夫なんだろうか・・・」
と心配になるそうです。
なぜ、遊びの解放が必要なのかと言えば、子どもが自分から勉強を始めるためには、まずは子どもの主体性を取り戻さないといけないからです。
子どもの主体性というのは、子どものやることを子ども自身が考えて、子ども自身が決めて、子ども自身がやることを言います。
子どもが自分から勉強を始めるためには、そもそも、子どもが主体性を取り戻していないといけません。
子どもの主体性こそが「自分から」の部分に相当するわけですからね。
勉強をする目的は、大人になってからでも見つけることはできます。
ですが、主体性が失われてしまうと、自分から勉強をしようという気持ちはなかなか芽生えません。
そもそも、勉強をするようになろうとすることすら、ほとんどありません。
「人生、こんなもんだよな」と人生に対して、どこか諦めてるような気持ちにもなっていきます。
親が「勉強をしなさい!」と指示・命令型のコミュニケーションを取ることで、子どもは
「指示待ち人間」
になってしまうのです。
この言葉を使うかどうかではなく、親が勉強をさせようとしている態度が、子どもを指示待ち人間に育てていきます。
子どもが、自分の人生ではなく、他人の人生を生きるようになってしまう。
そっちの未来ではなく、子どもが自分から勉強を始めて、自分の意志で人生を切り拓いていくような、そんな生き方をする未来もあります。
自分の人生を生きる未来ですね。
この2つの未来は、
「親のコミュニケーションの取り方」
によって分岐していきます。
親が子どもに勉強をさせて、子どもを指示待ち人間にしてしまう未来。
親が子どもに勉強をさせるのをやめて、子どもが自分から勉強を始めて、自分で自分の人生を切り拓く未来。
親のコミュニケーションの取り方次第で、どちらの未来にもいかようにも変わっていきます。
親にプレッシャーをかけたいわけではないのですが、事実、子どもにとって、それほどに親が与える影響は大きくて、無視できないものなのです。
だからこそ、僕ら親は「コミュニケーションの取り方」について学んでいく必要があるのだと僕は思っています。
サブヘッド8
親が子どもを信じて見守ることができて、子どもにただただ無償の愛情と無条件の信頼を向ける。
子どもとのコミュニケーションの取り方を変えて、「遊びの解放」をして、子どもに主体性を取り戻してもらう。
そして、家庭が子どもの安全基地になり、子どもが自分から勉強を始めるようになる。
さらに、子どもが主体性を発揮して、自分で考え、自分の意志で行動し、必要があらば学んで、より良い人生を切り拓いていく。
そして、子どもは自然と自分の天才性に気付き、社会の中で自分らしく活躍していくようになる。
親として子どもに願っていることは、決して、勉強をしてほしいとか、偏差値の良い学校に通ってほしいとか、そういうことではないと思うんです。
表面的には、そういう願いも抱くかもしれません。
けれども、親が本当に求めていることは、
「子どもが幸せに楽しく生きていてくれること」
なんじゃないかな、と思うんです。
もし、親が子どもに対して、勉強をすることや、学校に行くことを求めているとしますよね。
これを「親の期待」と言います。
子ども目線に立つと、
勉強 > 子ども
学校 > 子ども
なんだと思ってしまう。
子どもからすると、
「親は、僕(私)のことなんてどうでもよくて、それよりも勉強や学校の方が大事なんだ」
と思えて、それが、
「僕は(私は)、親から愛されていない」
という疑念へと繋がります。
親は子どもを愛しているはずなのに、子どもにはその愛情が伝わっていない。
そのカラクリが「親の期待」にあるわけです。
しかし、親の期待は、親目線で考えれば、
「その方が子どもは幸せになれるはず」
「それ(期待していること)が実現しないと子どもは生きていけない」
と信じているからこそ、なかなか期待を手放せません。
なぜ、期待を手放せないのか?というと、親の脳に
「昭和ICチップ」
が入っているからですね。
親が子どもだった頃に教えられた、
「しっかりと勉強をして、良い大学に入り、良い会社で働いて、貯金をすれば、将来は安泰」
という、預金金利が何%もあった時代の考え方を持っているからです。
しかし、今の時代は銀行の預金金利なんて0.01%程度で、貯金をしても将来は安泰でないことは明白です。
では、どうすればいいかと言うと、
「親の考えをアップデートする」
のです。
親が大事にしていること、最優先に考えていることの順番を入れ替えます。
そして、
子ども > 勉強
子ども > 学校
だと思えるようになると、子どもに愛情が伝わり、それが結果的に子どもが自分から学校に行ったり、勉強を始めたりすることに繋がります。
本当は、勉強をしたいし、学校にも行きたいと思っている子どもは少なくありません。
しかし、親の愛情が足りていなかったり、親からの信頼が足りていなかったりして、生きていくのに怖くて精一杯で、勉強どころじゃなくなっているだけなんです。
親の考えを「昭和」から「令和」へとアップデートして、子どもが今の時代でもたくましく生きていけるように育てていく。
そのために、僕が教えているのが「アドラー心理学」なんです。
サブヘッド9
誰からも子どもとのコミュニケーションや、心の仕組みについて教わってきていない状態で、
今まで経験則で子どもを育ててきて、一生懸命頑張ってきたと思います。
右も左も分からない、人によっては味方と思える人がいない中での子育てでもあったかもしれません。
それでも、何とか踏ん張って子どもを育ててきた。
そのことはぜひとも自分でも認めてあげてほしいと思いますし、僕も素晴らしいと思います。
何一つ、間違っていることは無かったと思います。
とはいえ、子どもとの関係はもっともっと良くできるし、子どもの人生ももっともっと良くしていける。
家庭を子どもの安全基地にして、子どもが自分から勉強を始めるような関係性を作るのは、今からでも全然できます。
ただそれは、今までのコミュニケーションがダメだったから変えるのではありません。
ここまで子どもを育ててこれたことは、例外なく素晴らしいことです。
その上で、もっともっと良くしていける。
子どもが持っている能力や可能性はこんなもんじゃないし、まだ花開いていない天才性が必ずあります。
それを引き出せるかどうかは、親のコミュニケーションの取り方次第だとも言えます。
ここでコミュニケーションや考え方を変えるのは、
「親子の関係をもっと良くしていけるから」
「子どもの可能性や天才性をもっと引き出していけるから」
です。
決して、これまでがダメだったからではありません。
子育てはそもそも一人でするものではありません。
親が他の人と繋がり、仲間を作って、コミュニティを作って、みんなで1人の子どもを育てていくものです。
親がそうした多様性の中に身を置き、コミュニティのメンバーたちと助け合いながら、みんなで子育てをしていくものなのです。
一人でがんばらなくてもいい。
同じコミュニティの中で、共通言語を学び、それを実践している仲間たちと一緒に、みんなで子育てをしていけばいいのです。
すでに仲間と共に子育てをしている人に話を聞いてみれば、
「仲間がいなかったら、今頃、私たち親子はどうなっていたか・・・」
と言います。
また、コミュニティに所属しながら子育てをすることによって、子育て論だけではなく、他の家庭の子育てのリアルも教えてもらいながら、子育てをしていくことができます。
自分だけじゃなかったという安心感もあれば、自分のところだけの特殊さにも気付くことができます。
「家庭の常識は、社会の非常識」
なんてよく言ったもので、他の家庭の事情も知ることで、自分の思い込みを超えた、社会通念としての「コモンセンス」を知ることができます。
サブヘッド10
ここまでに出てきた、
「子どもが天才性を発揮し、社会で活躍している」
「子どもが自分から勉強を始める」
「家庭を子どもの安全基地にする」
「子どもの主体性」
「遊びの解放」
といった考え方は全て、アドラー心理学の理論や思想が元になった考え方です。
それを僕が実践できる形にオリジナルで作り変えて、色んな人に実践してもらってきました。
そうすると、子どものペースやタイミングを重視するから、時間こそかかるものの、
・子どもが自分の意志で学校に行き始めた
・行きたい高校に行くために、自分から勉強をやり始めた
・子どもが自分から苦手を克服しようとがんばり始めた
・人見知りだった子どもが、初めての人ともコミュニケーションを取れるようになった
・ゲーム以外の趣味ややりたいことが増えて、イキイキとし始めた
・不登校引きこもりだった子どもが英語に興味を持ち、海外留学をした
というようなことが次々と起こっています。
子どものそんな変化を見て、親自身の喜びの声もたくさん届いています。
親自身の心も軽くなり、コロナ禍が始まってから子どもが家にいることが増えても、ほとんど気にならなくなったりしています。
子どものことでイライラしなくなったり、信じて見守れるようになったと、本当に多くの親たちから話を聞いています。
アドラー心理学を学ぶことは、親自身にとっても、子どもにとっても、大きく関係性を変えるものなのです。
子どもに自分から勉強を始めてほしかったり、天才性を発揮してほしいと願うのであれば、親が学んでおくべき考え方でもあるなと思っています。
一方で、「アドラー心理学を学ぶだけでは実践するのが難しい」という声も聞きます。
なので、今回の企画の中で、ワークを交えながら自分でも考えてもらったり、実践をしてもらうような課題もたくさん用意しています。
受け身で教わるだけではなく、積極的に考えて、実践していってもらう部分もあります。
そうやって、アドラー心理学を頭・心・体の全身で理解していけるようにしてあります。
また、アドラー心理学については一度しっかりと学んでおけば、その後の子育てや自分の人生において、ずっと使っていくことができます。
アドラーが「人生で起こるあらゆる問題は、対人関係の問題である」と言ったように、コミュニケーションについて学ぶことによって、子育ての問題や、人生で起こる問題の多くは、解消されていきます。
アドラー心理学の考え方を身に付けていれば、たとえ具体例で出てきていない出来事が起こっても、
「こういう場合は、こうやって考えればいいんだな」
ということが分かります。
言ってみれば、子育てや自分の人生における「考え方の土台」を整えることでもあります。
親の人生において、子育てが全てだとか、子育てを最優先にするのではありません。
まずは親の人生があり、その中に、子育てがあります。
親の人生が主であり、子育ては親の人生の1ページに過ぎないのです。
だからこそ、親が子育てに全身全霊をかけて、自分を犠牲にしてしまうと、子どもとの関係が上手くいかなくなってしまう。
そうではなく、まずは親が自己受容をして、幸せに楽しく生きられるようになる。
自分らしく生き、幸せで楽しく生きられている親が、子どもに溢れんばかりの愛情を注ぐことで、子どもは親からの愛情を存分に感じられるようになる。
(みんな子どもに愛情は注いでいるでしょうから、子どもにちゃんと届いているかどうかが大事)
自分には愛される価値があり、自分のままで生きていてもいいし、自分が幸せに生きられるんだということを疑わなくなる。
だからこそ、子どもは愛されている実感を持ちながら、自分の才能を思う存分発揮するために、
「自分から勉強を始める」
のです。
子どもにそういう人生を歩んでもらえるような考え方を身に付けるために、
「アドラー心理学」
を教えていく企画をやります。
Exciteアドラー心理学 詳細
今回の企画は、Exciteアドラー心理学として、親が楽しく勉強をできる講座として開講しようと思います。
僕が「アドラー心理学」をテーマに講座を開くのは、今回が初めてです。
僕は、親のことを積極的に肯定し、共感していくので、
「自分はこれでいいんだと思えました」
といったメッセージや、
「子どものことを何も心配しなくていいんだということが分かりました」
といったメッセージを(ありがたいことに)いただくことがあります。
子育てでは、「子どもが元気になると、親も元気になる」ということはあると思います。
でも、子どもは親を頼りたいわけで、親は子どもを温かく包み込めるような存在でありたいから、
「親が元気だから、子どもも元気でいられる」
というのが本来の形なんだと思うんですね。
子どもには何も問題無いんだから、親が子どもを何とかする必要なんてどこにもありません。
むしろ、親の生き方に焦点を当てて、子どもが生き方のモデルにできるような生き方をしている方が圧倒的に大事です。
子どもに勉強をさせようとする関わり方ではなく、親が人生を楽しみ、そのために自らも勉強をしていて、子どもに勉強のおもしろさや目的を伝える。
・スケジュール
まず参加後にすぐにメールが届きます。
その後、2日おきにメールが送られてきます。
7通ごとに章が区切られていて、全部で7章まであります。
章の最初に章ごとの概論を解説しているセミナー動画が届くので、そちらを受講してください。
また、章ごとに感想を送ってもらえると、さらにオリジナルの動画をプレゼントします(全7本)。
章の最後には、追加動画として、本編で解説し切れなかったことを収録した動画が送られてきます。
追加動画を見ていただくことで、アドラー心理学のキモとなる部分の理解が深まります。
メルマガの数は、全体で50通です。
2日おきに届くメールを読んで、章ごとに配布される動画セミナーを受講しながら、アドラー心理学について勉強していってもらいます。
そして、参加後すぐに、一番最初のコンテンツとして、
「第1章:共同体感覚」
の本編動画を視聴していただきます。
およそ2時間あります。
共同体感覚は、子育ての土台となる「家庭を子どもの安全基地にする」という考え方を理解する上で必須の考え方です。
人によっては、子どもを信頼できるようになるし、
親が自分を肯定できるようにもなり、確実に家庭が安全基地へと近づいていきます。
この共同体感覚こそが「子育て」の土台であり、最も重要なところでもあるので、まずはこのセミナーを視聴してもらって、アドラー心理学の本質について学んでもらいます。
その後は、定期的にセミナーやメルマガを配信していきます。
具体的には、こんな感じの話をしようと思っています。
以下に話すことをたくさん並べていますが、気になったところだけをかいつまんで読んでもらえたらと思います。
・ブレット
◆受容と肯定の違い
◆自己受容をするためのコツ
◆どうして、自己否定をするようになるのか
⇒系譜を辿る
◆自己否定をやめることで、どれほど人生が変わるのか
◆母親を否定も肯定もしてはいけない理由
⇒自分の中にあるおかしな考え方に気付く
◆子どもが自立するために必要な4つのステップ
◆遊びを制限すると、子どもが勉強をしなくなる
◆自律学習
◆親の自己受容
◆子どもの知的好奇心
◆自己実現
◆自立
・特典
価格
今回のExciteアドラー心理学の価格は3万円です
まとめると、
・本編動画7本、感想のお礼動画7本、追加動画7本の計21本の動画がもらえる
・50通のメルマガを配信
・価格:3万円
です。
追伸
親の本当の願いは、
「子どもが幸せに楽しく生きてくれること」
だと思うんです。
勉強をしてほしいとか、
学校に行ってほしいとか、
ちゃんと行儀よくしてほしいとか、
色々と思うことはあると思うんですが、その全てが「子どもの幸せ」に繋がっていってると思うんです。
親として、子どもの幸せは願うと思うんですけど、意外と、
「親自身の幸せ」
を後回しになっちゃってる親も多いんですよね。
でも、子どもは、
「お母さん、お父さんにも幸せになってほしい」
って願っています。
口では、「お母さんなんて嫌い!」って言いますけどね(笑)
つまり、親が幸せでいることも、子どもの幸せになるわけです。
親の方が真っ先に幸せになっていないといけない。
ちょっと想像してみてください。
親が辛い表情をしていたり、悲しい顔をしている横で、子どもは笑っていると思いますか?
きっと心配そうに親を見ていると思うんです。
とはいえ、無理に幸せなフリをしても、子どもはすぐに見抜きます。
ちゃんと心から、「幸せです」って言い切れるような、そんな幸せでいる必要があります。
もはや、子どもに幸せになってほしいなら、親が幸せでいることは絶対条件なんです。
それくらい大事なことです。
今回の講座では、子どもの幸せだけじゃなく、親自身も幸せでいられるような考え方も紹介しています。
アドラー心理学は、「みんなで幸せな共同体を作っていこう」とするものなので、子どもの幸せだけを求めるよりも、親自身も幸せになるつもりで参加してみてください。