こんにちは、佐伯和也です。
今回、この記事でお伝えするのは、
9年間で累計5千人以上の親に、子どもとの関わり方を教えてきた僕の経験を元にした、
これからの時代の子育てにおいて最も重要な秘密についてです。
今から、非常に大事なことをお話するので、
このページはお気に入りなどに入れて、
ぜひ、何度でも読んでいただけたらと思います。
「子どもが自分から勉強を始める秘訣」を、今から無料で公開していきますので。
また、最後に、新しい企画(講座)に関しての案内も付いています。
「細かいことはいいからさっさと参加したい!」
という場合には、一番最後から申し込んでもらえますが、
申し込み後でも構いませんから、一応読んでおいてください。
読むだけでも、子どもの主体性を引き出すための多くのヒントが得られるはずです。
子どもが自分から勉強を始めた
僕はこれまで累計5千人以上の親たちに子どもとの関わり方を教えてきました。
直接会って教えた方でも500人近くはいます。
子どもの年齢も様々で、0歳~20歳以上、さらにお孫さんがいる方まで幅広くいました。
抱える課題も様々で、
ゲームばかりしている、不登校、勉強をしない、昼夜逆転、暴れる、暴言、引きこもり、
Youtubeばかり見てる、スマホに依存してるなどなど・・・
特に、ゲームやYoutubeに関しては、僕自身が子どもの頃からずっとゲームをして育ってきているので、
他を画する考え方をしているようです(僕からしたら当たり前なのですが)。
今まで、それだけの親や子どもと関わってきて、よく言われることがあります。
それは、
「佐伯先生に出会って、子どもとも、夫とも関係が良くなり、家庭が平和になりました!
さらに、子ども自身が自分の意志で物事を決められるようになり、
子育てにイライラすることも無くなり、とても楽になりました!」
ということです。
これは1回や2回ではなく、これまで何度も言われてきました。
親が子育てにイライラしなくなったということは、子どもの心が安定するようになり、
「子どもの問題行動が無くなった」
ということです。
さらに、子どもは安心して自分の頭で考えられるようになるから、
自分で考えて行動もするようになります。
学校に行くようになった子どももたくさんいるし、
自分から勉強をするようになった子どももたくさんいます。
昼夜逆転をしていた子どもも自力で直すことができて、
Yotutubeを見る時間も自分でコントロールすることができるようになった子どももたくさんいます。
挙句の果てには、子どもだけでなく夫婦関係も良くなり、
自分のやりたいことを旦那さんが応援してくれるようにもなった人も1人や2人ではありません。
まさに「家庭が家族全員にとっての安全基地になった」ということです。
子どもがゲームをやめるようになったわけではありません。
ゲームはゲームで娯楽の1つとして人生の楽しみとして遊びながらも、
学校や勉強、友達付き合い、仕事など、その他のこととバランスを取りながら
人生を楽しめるようになっています。
子どもなので、まだまだできないことも、分からないことも多いですが、
それでも子どもが自分の体験と知識を総動員して、
多くの子どもが楽しく幸せに過ごせるようになりました。
そんな子どもたちを見ていて、子どもが幸せに生きるのに大人になるのを待つ必要なんてなくて、
今、この時点で幸せでいられるようになる。
あとは、幸せを継続して、さらに幸せのレベルを上げていけばいいだけですよね。
僕自身が、ゲームをやりながらも、自分の意志で勉強をして、
中3で成績トップになり、学区トップの高校に行き、国立大学に進学をし、大学院を修了しています。
そんな僕が関わった親や子どもなので、
「佐伯先生が特別だったんでしょ」
とか
「その子たちが元々できる子だったんでしょ」
と言われることがあります。
本当に何度も言われてきました(笑)
これについては、
「その通りです」
と答えるようにしています。
なぜかと言うと、
「そうなるように育てたから」
ですね。
と言っても、僕が伝えている子育て法は、子どもを親の思い通りに操る技法とかではなく、
「子どもが本来持っている潜在能力を発揮できるようにする関わり方」
です。
元の良さがあっても、育て方が良くないと、その良さは陰に隠れます。
元の良し悪しに関係無く、育て方が良いと、子どもが持っている良さを存分に引き出すことができます。
元々あるものを子ども自身が発揮できるようにしているだけです。
僕はそうやって育てられてきただけだし、僕が教えている子育ての方法も、そのノウハウを教えています。
これからご紹介する子育て法は、何も特別なスキルもいらないし、資格も、能力も要りません。
親であれば、誰だって子どもが本来持っている潜在能力を引き出すことができてしまう。
知ってしまえば「なんだそんなことか」と思う人もいるような、
とてもシンプルだし、簡単なノウハウです。
僕がそれを紹介する理由は、もっともっと子どものすごさや
可能性を信じられる親が増えてほしいからです。
そして、僕は、この活動を通じて、どうしてもやりたいことがあるのです。
子どもはみんな天才である
僕がかねてよりやりたいと言っていたことが、
「子どもが天才性を発揮して、社会で活躍できるようになること」
です。
子どもは産まれながらにして天才性の「種」を持っています。
この種は子どもによって違っています。
その違いは生まれたばかりの子どもがすでに興味関心の対象が異なることから分かります。
天才性の種を発芽させて、その子が他の誰もできないような、
その子にしかできないことができるようになる。
さらに、その子にしかできないことは、その子が生まれ持った「使命」にも気付かせてくれます。
使命というのは、自分が何のために生まれたのか?という問いの答えであり、自分の人生の意味です。
子どもが天才性を発揮できて、自分の使命に気付くことで、
何の迷いも無く「自分はこのために生きているんだ」と思って、
全身全霊で生きることができるようになります。
子どもが生まれ持った潜在能力をフルに発揮して生きることで、
その子にしか救えない人が救われて、その子にしか作れない社会が出来上がります。
さらに、天才性を発揮した人同士が手を取り合い、協力して、
本気でより良い社会を作っていったら、きっと今以上に素晴らしい社会になっていくはずです。
そして何よりも、天才性を発揮して、自分の使命に従って生きることはこの上ない幸せなことです。
自分と向き合い天才性を発揮すると、自分にはまだまだ可能性があることに気付きます。
その可能性を存分に引き出すために、子どもは自分から勉強をするようになります。
親が止めても、自分の使命のために勉強をするでしょう。
勉強とは本来、自分の価値を最大限引き出すためのものです。
自分が理想とする世界を実現するために、知識を得て、視野を広げるために勉強をします。
現行の学校教育や、家庭環境によって
「勉強とは嫌なものである」と思うようになった人も少なくないでしょう。
しかし、自分の可能性を信じ、自分には価値があるんだと実感している子どもからしたら、
勉強は楽しいものであり、自分の価値を高めていくために必要な活動です。
そのことを理解しているからこそ、子どもは自分から勉強をするんです。
自分には価値があると思っているからこそ、もっと価値を高められると思う。
自分には価値が無いと思っていたら、価値が無いのだから、
どうせ勉強をしたって無駄だと思うでしょう。
子どもにとって必要なことは、勉強をさせられることではなく、
「自分の天才性を信じ、自分の価値をより高めたいと思う心」
なんです。
ひと昔前は、銀行の預金金利が年利6%なんていう時代もありました。
そういう時代は、高い偏差値の大学に行って、高収入な会社に就職し、
給料を積み立てておけば、10年もすれば残高は2倍になっていました。
増えたお金でローンを組み、夢のマイホームを買い、
家族で生活をすることを夢にしていた人も多かったでしょう。
ですが、今の時代は、銀行の預金金利はほぼ0%に等しく、
100万円を1年間預けても増えるお金は100円程度なものです。
しかも、年金制度もあまりにも不安で、あまり頼れません。
なので、高い偏差値の大学に行くことや、高収入な会社に就職することは、
決して人生のゴールにはならないし、それで幸せを感じる人もほとんどいません。
今の時代は、ステレオタイプの幸せを追いかけるのではなく、
自分の幸せが何であるかは自分で決めて、自分の手で幸せになろうという時代です。
つまり、親の考えている幸せが必ずしも、子どもの幸せだとは限らない時代になっているのです。
なので、今の時代の子どもが幸せになるには、自分で考え、
自分の人生をどう生きるのかを自分で決めなければなりません。
そのためには、僕ら親が
「子どもが自分から勉強を始めるような子育ての仕方」
を身に付けることは必須だと言えます。
「親が子どもに勉強をさせる子育ての仕方」が通用するのは、
預金金利が1%以上あった時の時代の話なのです。
そして、子どもが自分から勉強をするという状態の先にあるのが、
「子どもが天才性を発揮して、社会で活躍をする」
というものです。
子どもが自己肯定感を高めて、自分から勉強を始め、
自らの天才性を発揮して、社会で活躍をする。
そのために、まず親がやらないといけないことが、
「家庭を子どもの安全基地にする」
ということなのです。
僕は、それを実現するために、
「家庭を子どもの安全基地にする親のコミュニケーション」
というのを多くの親が理解でき、実践できるように教えていくことを人生のミッションだと思っています。
幸せな親が幸せな子どもを育てる
では、家庭を子どもの安全基地にするために、
親はどんなコミュニケーションを取ればいいのか?
それは、子どもに勉強をさせることでも、学校に行かせることでも、
正しい生活リズムで過ごせるようにすることでも、
正しい言葉遣いができることでも、子どもを褒めたりすることでもありません。
親として、子どもにきちんとしてほしいと思う気持ちも理解はできるのですが、
実は親としてちゃんと子育てができたとしても、家庭は子どもの安全基地にはなりません。
一般的に正しいと言われているような「子どもに”させる”子育て」をしている限り、
子どもが自分から勉強を始めることはほとんどありません。
実は、もっともっと大事なことがあって、それが
「親の自己受容」
です。
自己受容とはもしかしたら聞き慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言えば、
「自分の良いところも、悪いところも受け容れよう」
ということです。
受け容れているのだから、変えようとしないし、責めたり、恥ずかしく思ったりしない。
「このできないところも、できるところもひっくるめて自分なのよ」
と胸を張っていることです。
親が自己受容できると何が良いのか?というと、
「子どものことも受容できる」
のです。
受容とは、「できるところも、できないところも受け容れる」ということだったので、
子どもを丸ごと受け容れるということです。
それはすなわち、子どもを変えようとするのをやめるし、
子どもに何かをさせようとすることをやめるということです。
子どもを変えようとしたり、子どもに勉強など何かをやらせようとすると、
子どもは服従か反発のどちらかの態度を選択します。
親の言う通りにするか、親の言うことに反発するのかのどちらかを選択しないといけないので、
どちらを選んだとしても、自分のやりたいことはできません。
「反発をしたら、子どもは自分のやりたいことをするんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、子どもは親に反発をしたらエネルギーのほとんどを使い果たします。
なので、やりたいことをするまでエネルギーが残っている子どもはそれほど多くありません。
ましてや、勉強をするエネルギーなんて残っていないのです。
親が自己受容できて、子どものことも受容できるようになると、それで初めて、
「家庭が子どもの安全基地になっている」
と言えます。
子どもの自分らしさが、親によって脅かされない環境なので、子どもは自分らしくいられます。
子どもが自分らしくいられれば、子どものやりたいことは少しずつ高度化し、複雑化していきます。
そのまま今の自分だと手が届かないほどレベルを上げていくから、その時に、
「子どもが自分から勉強を始める」
という状態になるんですね。
つまり、子どもに自分から勉強を始めてもらうには、
親が自己受容をして、子どもを丸ごと受け容れることで、家庭が子どもの安全基地になり、
その環境で、子どもの遊びがどんどん高度化・複雑化していって、
その先にあるやりたいことを実現するために「勉強」が必要になります。
そうすることで、子どもが自分から勉強を始めるようになるわけですね。
親が無理やり子どもに勉強をさせるのではなく、
子どもの内側に自然と勉強をする動機が生まれるように関わっていきます。
子どもに仕掛けられた時限爆弾
なぜ、僕が子どもが自分から勉強を始めることにこだわるのか。
それは、親にやらされた勉強だと、子どもが勉強嫌いになり、勉強をしなくなっていくから、です。
勉強が嫌なものだと思っていても、
「勉強はしなきゃいけないものだ」と思って勉強をする子どももいます。
親に言われ続けて、次第に勉強をするようになる子どももいます。
それを見て、親は「子どもは自分で勉強をするようになった」って思っちゃうんですけど、
親が勉強をするように言っていたら、それは
「親にやらされている勉強」
なんですね。
親が色々と言うから、言われる前に勉強をしようという気持ちです。
たしかに、パッと見は「子どもが自分から勉強をしている」です。
しかし、ここに子どもの人生において、一つ大きな落とし穴があります。
親に言われてやっている勉強は、
「本当は勉強したくないんだけど、勉強をしなきゃと思っている勉強」
ですよね。
やりたくない勉強はいつまでもするわけじゃなくて、タイムリミットがあります。
それが「子どもが学校を卒業した時」ですね。
最終学歴が高卒の子どもであれば、高校を卒業したタイミング、
大卒の子どもであれば、大学を卒業したタイミングです。
卒業のタイミングで、子どもは勉強をしなくなります。
卒業をするまでというタイムリミットがあるからこそ、嫌々でもそこまでならがんばれるんですね。
「え、学校を卒業したら勉強をしなくてもいいんじゃないの?」
と思った人は、勉強の本質を勘違いしているのかもしれません。
勉強をする目的は、良い成績を取るためでもなければ、
偏差値の高い大学に入るためでもないし、子どものやるべきことだから、でもありません。
勉強とは、子ども自身の知的好奇心を満たし、知識を増やし、
思考力を高めていくことで、人生をより豊かにするためにするものです。
本来は楽しいものですし、できることが増え、分かることが増えるし、
人と話せる話題が増えるので、嬉しいことが多いものなんです。
さらに、学校を卒業した後も勉強を続けていると、選べる仕事が増えます。
勉強をしているとできることが増えるのです。
それはおおよその人が思っていることと違わないと思います。
しかし、子どもが勉強を嫌いになってしまったり、
「勉強とはしなければならないものだ」
と思ってしまったら、子どもは学校卒業と同時に、
「よっしゃー!これで煩わしい勉強から解放されるわー!」
と思って、勉強から解放されてしまうんです。
このことを僕は、「時限爆弾」と言っています。
子どもが勉強を嫌いになると、学校を卒業したタイミングでこの時限爆弾が爆発して、
もう勉強をしなくなります。
勉強をしないなら、それ以降の人生で発展や成長はありません。
そして、自分がやりたいと思ったことや、憧れていたことを諦めていかなければならなくなります。
学生の間は勉強をしてきたかもしれないけど、学校を卒業して学ぶことをやめちゃうから、
やりたいことが出てきても、
「どうせ、自分には無理だ」
と思って、選択肢すら持とうとしなくなります。
学生の間は勉強をするから親は安心するかもしれないけれど、
本当に勉強が必要な「社会に出た後」に勉強をしなくなるから、
結果的に人生の選択肢が広がっていかない。
これが「勉強をさせる」の落とし穴なんです。
勉強をしてほしいだけじゃなく、勉強をすることで人生を豊かにしてほしいと願うのであれば、
子どもを勉強嫌いにしてはいけないのです。
子どもに勉強を強制したり、勉強をしないことでペナルティを与えたりしてはいけないのです。
勉強をすることで人生を豊かにしてほしいと願うのであれば、
「子どもが自分から勉強を始める」
ということにこだわる必要があるのです。
お母さん、どうして、
僕のがんばりを認めてくれないの?
「子どもの内側から自然と勉強をする動機が生まれるような関わり」
とは、親自身が自己受容できるようになって初めて、できるようになります。
すなわち、親がカッコをつけたり、上の立場に立つのをやめて、
等身大で子どもに接せられるようになることで、
子どもが自分から勉強を始めるコミュニケーションが取れるようになる。
なぜ、そんなことが言えるのか?というと、理由は2つあります。
まず1つ目は、僕自身が、子どもの頃からゲームが大好きだったにも関わらず、
中3の時に成績が学年トップになったり、国立大学に進学したりして、
ゲームと同時に勉強もしてきた経験からです。
どうして僕は、ゲームが大好きでありながらも、自分から勉強を始めたのでしょうか。
その理由は「親に勉強について、ほとんど口出しされなかったから」でした。
良い成績を取っても、良くない成績を取っても、親は一言二言感想を言うくらいで、
特に何も咎められないし、勉強をさせようともされませんでした。
勉強を強制されなかったお陰で、僕は勉強嫌いにならずに済みました。
勉強嫌いにさえならなければ、子どもは自分のタイミングで勉強を始めます。
それが僕の場合は、学年トップを取ることになった中3のタイミングと、
大学受験のタイミング、そして、大学院に進学するタイミングでした。
なぜ、僕が自分で勉強をするようになったのかは、今では明確に言葉で説明することができます。
しかも、それは僕個人だけの特殊な話ではなく、他の子どもにも適用できる割と汎用的な考え方です。
実際に、他の親にも僕の考えを教えて実践してもらったら、自分から勉強を始めたり、
不登校だった子どもが自分の意志で学校に行き始めた子どもがいたり、かなりの変化がありました。
僕は自分が家庭でされてきた子育て法のことを「遊びの解放」と呼んでいます。
小学生の頃から僕は、完全に自由ではなかったものの、比較的自由にゲームをすることができました。
その環境があったから、自分で勉強に興味を示したタイミングで
すんなりと勉強に移行することができたんです。
それからは、勉強にも夢中になり、グングン成績を上げていきました。
親が上に立って、子どものことを制限したり、管理するのではなく、信じて見守る関わりをする。
そして、あとのことは子どもに委ねる。
そんな育てられ方をしました。
そして、親が自己受容できるようになると、子どもが自分から勉強をするようになると言う、
2つ目の理由は、僕が以前働いていた学習塾での経験から来ています。
親が自己受容できていないと、子どもを認めることができないんです。
少し長いエピソードですが、親のあり方について非常に重要な内容を含んでいるので、
ぜひとも読んでみてください。
これから話すエピソードが、僕が現代の子育てに必要だと思った気付きに繋がります。
今から11年前の話です。
僕は、新卒で入った会社を辞めた後に、現代の子どもは何を考え、
何に悩んでいるのかを知るために学習塾で働き始めました。
ちょうど春期講習のタイミングになった時に、僕はある中3の男の子に出会います。
彼は、当時、成績が5科目平均20点というお世辞にも良いとは言えないものでした。
初めての受験ということで彼も緊張しているようだったので、春期講習の終わりのタイミングで、
「どういう生徒が受験に合格をするのか」という話をしていました。
前年度の卒業生を見ていると、合格をしている生徒の特徴は「自習に来ていること」でした。
そのことを彼に話すと「カズさん、俺、自信出てきた!」と言って、それ以外はいつも通り、
その日の授業は終わりました。
春期講習が終わり、通常授業の開始が4月9日からの予定だったので、
4月7日に僕は塾で通常授業の準備をしていました。
まだ通常授業は始まっていないタイミングだったのに、なぜか、彼は塾にやってきました。
どうしたんだろう?と思って塾に来た理由を聞いてみると、なんと「自習しに来た」というのです。
これには、僕も含めてそこにいた先生全員が驚きました。
それからというもの、彼は週5で塾に来るようになりました。
誰よりも早く来て、誰よりも遅く帰り、その間ずっと自習しているのです。
まさか彼がここまで変貌するとは誰も思っていませんでした。
僕はこの彼の変化がとても嬉しいと思ったし、これだけ勉強をする意思があるなら、
彼の成績も上がるかもしれないと期待が高まりました。
ところが、6月のある日、彼は浮かない顔をして塾にやってきたことがありました。
僕がその日の授業を終えるまで、彼には待機しておいてもらって、
授業を終えてから詳しく話を聞くことにしました。
彼に話を聞いてみると、どうやらお母さんとの関係について悩んでいるようでした。
その時に知ったのですが、実は彼は夜の23時に自宅に帰った後も、
寝るまで自習を続けていたそうなのです。
受験生としては十分すぎるほどに勉強をしていました。
しかし、彼のお母さんはそんな彼の様子を見て、
「そんなんじゃ高校に行けないよ!もっとがんばらないと」
と言って、彼の努力を認めることはしませんでした。
自分の努力がお母さんに認めてもらえないことで、彼の勉強に対するモチベーションが一気に下がり、
こうして僕のところに相談に来てくれたのです。
当時、僕はただのアルバイトでしたので、彼のお母さんと話す機会は無く、
僕には彼の悩みに対して何もしてあげることはできませんでした。
そして、程なくして、彼は自習には来なくなってしまいました。(通常授業にだけは来ていました)
彼は高校には合格することができました。
しかし、僕は彼のモチベーションが下がってしまったことにとても悔しい気持ちになりました。
あのまま彼が勉強をし続けたら、勉強の楽しみを知って、
もっともっと彼の才能を引き出してあげられたかもしれないのに・・・!
と。
当時は、彼のお母さんに対する怒りもあったと思います。
「なぜ、彼の努力を認めてあげないんだ!」と。
後に、その怒りも見当違いだったことは分かります。
子どもの勉強に必要不可欠なもの
塾には、他にも親との関係が良くなくて、全く勉強に身が入らないという子が何人もいました。
彼との一件以降、僕の心の中には、
「子どもが勉強をしない原因は親にあるんだ!」
という想いが芽生えてきました。
その想いが本当なのかどうか確かめるために、
僕は彼の卒業を見届けてから塾を辞めて、家庭教師をし始めました。
学習塾では親と関われないので、親と直接話せるようにするためですね。
家庭教師と言っても、ほとんど子どもと一緒に遊ぶような仕事です。
子どもと遊ぶ傍ら、親の話を聞いていると、親が子どもを心配したり、
勉強をさせようとする関わりの裏側には、親の愛情があることがよく分かりました。
親には溢れんばかりの愛情があるし、子どもにも問題はないし、何なら勉強をしたいとすら思っている。
それなのに、なぜ子どもは勉強を嫌いになり、しなくなっていくのだろう・・・?
そう考えていた時に、ようやく答えが分かりました。
子どもが勉強を嫌いになっていく背景には、
「親には愛情があるのに、それが子どもに伝わっていない」
という課題があるんだ、ということに気付きました。
親は何も悪くない。
子どもがダメだったわけでもない。
本来、親が子どもに与えるべき心の栄養が、コミュニケーションというパイプが詰まったり、
曲がったりしてしまうことで、ちゃんと子どもに行き届いていなかったんです。
親に愛情はあるし、愛情を注いでいるつもりだし、子どもも一生懸命がんばっている。
しかし、その親の愛情が、子どもにまで届いていないことこそが、現代の子育ての課題だったのです。
なぜ、そんなことが起こるのか?というと、親に、
「コミュニケーションの取り方を学ぶ機会が無かったから」
です。
学校で、子どもとの信頼関係の築き方や、コミュニケーションの取り方を学んできていない。
誰からもそのことを教えてもらっていません。
だからこそ、親には愛情がたくさんあるはずなのに、
それを心配や叱るなどの別の形に変換して子どもに伝えてしまう。
知らない、分からないがゆえに、です。
親からの愛情が不足した子どもは、勉強をするどころか自己受容すらできなくなり、
「僕は(私は)何の取り柄もない」
「僕は(私は)何の価値も無い人間だ」
などと思うようになり、勉強どころか生きていくのがやっとという状態になってしまうのです。
親がコミュニケーションを学ぶ機会が無かったから。
これが僕が気付いた「現代の子育ての課題」であり、子どもが勉強を嫌いになり、
やらなくなっていく理由でした。
ちなみに、知らないこと、分からないことは悪いことではありません。
そのことで自分を責めたり、「子育てに失敗した」と落ち込む必要もありません。
知らないことは少しずつ知っていって、できるようになっていけばいいのです。
多くの親がやりがちな間違い
子どもとのコミュニケーションを学ぶ時、学ぶことは2つあります。
それは、
「心の仕組み」
「コミュニケーションの取り方」
の2つです。
「心の仕組み」というのは、心理学のことです。
ただ座学で心理学を学ぶのではなく、実践に基づいたリアルな心の動きを学んでいくことです。
「コミュニケーションの取り方」というのは、学んだ心の仕組みをどう活用していくか、です。
自分の心を使って、相手の心に働きかけていくのがコミュニケーションです。
一つ、勘違いしないでほしいのが、相手を操ることはしません。
いくら親が「子どもに勉強をしてほしい」と願っていても、
子どもの意志を無視したり、圧力を加えて勉強をさせるようなことはしません。
純粋に子どもが「勉強をしたい」と思って勉強をするように働きかけていくんです。
子どもが勉強をしたいと思う働きかけのポイントは、
「子どもが勉強をしたいと思えるような環境を作っていく」
ということです。
子ども自身に働きかけて、子どもに勉強をさせようとか、勉強を強制することではありません。
本を揃えようとか、勉強道具や、知的好奇心を持つようなものを用意しよう、という話でもありません。
それも効果が無いわけではありませんが、本質的ではありません。
子どもは自由にしていて、自由にしているんだけど、勉強をしたいと思うような環境を作るんです。
あくまでも、ここでいう「環境」というのは、「人間関係」のことです。
家庭で言うなら、家族との関係や、親子関係のことです。
つまり、親のコミュニケーションの取り方によって、子どもが自分から勉強をしたいと思うような、
そんな関係性を作っていこうということです。
それが「子どもが勉強をしたいと思えるような環境を作る」ということです。
子どもを主体的な人間に育てる秘訣
では、具体的にどうしたらいいのか?というと、僕がいつも言っているのは、
「まずは遊びの解放をしよう」
ということです。
何はともあれ、「遊びの解放」です。
「遊びの解放」というのは、
「親が、子どもにかけてきた遊びの制限の一切を取り払う」
という関わり方のことです。
子どもの遊びを邪魔しないし、監視も、管理もしません。
するとすれば、安全管理と法律遵守くらいです。
「遊びの解放」は、子どもの遊びは子どもに任せようということなんですけど、
これを実践した親に言わせれば、かなり怖いそうです。
「本当に、思う存分ゲームをさせてもいいの!?」
「ずっとYoutube見ているけど、大丈夫なんだろうか・・・」
と心配になるそうです。
なぜ、遊びの解放が必要なのかと言えば、子どもが自分から勉強を始めるためには、
まずは子どもの主体性を取り戻さないといけないからです。
子どもの主体性というのは、子どものやることを子ども自身が考えて、子ども自身が決めて、
子ども自身がやることを言います。
子どもが自分から勉強を始めるためには、そもそも、子どもが主体性を取り戻していないといけません。
子どもの主体性こそが「自分から」の部分に相当するわけですからね。
勉強をする目的は、大人になってからでも見つけることはできます。
ですが、主体性が失われてしまうと、自分から勉強をしようという気持ちはなかなか芽生えません。
そもそも、勉強をするようになろうとすることすら、ほとんどありません。
「人生、こんなもんだよな」と人生に対して、どこか諦めてるような気持ちにもなっていきます。
親が「勉強をしなさい!」と指示・命令型のコミュニケーションを取ることで、子どもは
「指示待ち人間」
になってしまうのです。
この言葉を使うかどうかではなく、親が勉強をさせようとしている態度が、
子どもを指示待ち人間に育てていきます。
子どもが、自分の人生ではなく、他人の人生を生きるようになってしまう。
そっちの未来ではなく、子どもが自分から勉強を始めて、
自分の意志で人生を切り拓いていくような、
そんな生き方をする未来もあります。
自分の人生を生きる未来ですね。
この2つの未来は、
「親のコミュニケーションの取り方」
によって分岐していきます。
親が子どもに勉強をさせて、子どもを指示待ち人間にしてしまう未来。
親が子どもに勉強をさせるのをやめて、子どもが自分から勉強を始めて、
自分で自分の人生を切り拓く未来。
親のコミュニケーションの取り方次第で、どちらの未来にもいかようにも変わっていきます。
親にプレッシャーをかけたいわけではないのですが、事実、子どもにとって、
それほどに親が与える影響は大きくて、無視できないものなのです。
だからこそ、親こそ「コミュニケーションの取り方」について
学んでいく必要があるのだと僕は思っています。
誰もが忘れがちな親の本当の願い
親が子どもを信じて見守ることができて、子どもにただただ無償の愛情と無条件の信頼を向ける。
子どもとのコミュニケーションの取り方を変えて、
「遊びの解放」をして、子どもに主体性を取り戻してもらう。
そして、家庭が子どもの安全基地になり、子どもが自分から勉強を始めるようになる。
さらに、子どもが主体性を発揮して、自分で考え、自分の意志で行動し、
必要があらば学んで、より良い人生を切り拓いていく。
そして、子どもは自然と自分の天才性に気付き、社会の中で自分らしく活躍していくようになる。
親として子どもに願っていることは、決して、勉強をしてほしいとか、
偏差値の良い学校に通ってほしいとか、そういうことではないと思うんです。
表面的には、そういう願いも抱くかもしれません。
けれども、親が本当に求めていることは、
「子どもが幸せに楽しく生きていてくれること」
なんじゃないかな、と思うんです。
もし、親が子どもに対して、勉強をすることや、学校に行くことを求めているとしますよね。
これを「親の期待」と言います。
子ども目線に立つと、
勉強 > 子ども
学校 > 子ども
なんだと思ってしまう。
子どもからすると、
「親は、僕(私)のことなんてどうでもよくて、それよりも勉強や学校の方が大事なんだ」
と思えて、それが、
「僕は(私は)、親から愛されていない」
という疑念へと繋がります。
親は子どもを愛しているはずなのに、子どもにはその愛情が伝わっていない。
そのカラクリが「親の期待」にあるわけです。
しかし、親の期待は、親目線で考えれば、
「その方が子どもは幸せになれるはず」
「それ(期待していること)が実現しないと子どもは生きていけない」
と信じているからこそ、なかなか期待を手放せません。
なぜ、期待を手放せないのか?というと、親の脳に
「昭和ICチップ」
が入っているからですね。
親が子どもだった頃に教えられた、
「しっかりと勉強をして、良い大学に入り、良い会社で働いて、貯金をすれば、将来は安泰」
という、預金金利が何%もあった時代の考え方を持っているからです。
しかし、今の時代は銀行の預金金利なんて0.01%程度で、
貯金をしても将来は安泰でないことは明白です。
では、どうすればいいかと言うと、
「親の考えをアップデートする」
のです。
親が大事にしていること、最優先に考えていることの順番を入れ替えます。
そして、
子ども > 勉強
子ども > 学校
だと思えるようになると、子どもに愛情が伝わり、それが結果的に子どもが自分から学校に行ったり、
勉強を始めたりすることに繋がります。
本当は、勉強をしたいし、学校にも行きたいと思っている子どもは少なくありません。
しかし、親の愛情が足りていなかったり、親からの信頼が足りていなかったりして、
生きていくのに怖くて精一杯で、勉強どころじゃなくなっているだけなんです。
親の考えを「昭和」から「令和」へとアップデートして、
子どもが今の時代でもたくましく生きていけるように育てていく。
そのために、僕が教えているのが「アドラー心理学」なんです。
子育てはみんなでやるもんだ
誰からも子どもとのコミュニケーションや、心の仕組みについて教わってきていない状態で、
今まで経験則で子どもを育ててきて、一生懸命頑張ってきたと思います。
右も左も分からない、人によっては味方と思える人がいない中での子育てでもあったかもしれません。
それでも、何とか踏ん張って子どもを育ててきた。
そのことはぜひとも自分でも認めてあげてほしいと思いますし、僕も素晴らしいと思います。
何一つ、間違っていることは無かったと思います。
とはいえ、子どもとの関係はもっともっと良くできるし、子どもの人生ももっともっと良くしていける。
家庭を子どもの安全基地にして、子どもが自分から勉強を始めるような関係性を作るのは、
今からでも全然できます。
ただそれは、今までのコミュニケーションがダメだったから変えるのではありません。
ここまで子どもを育ててこれたことは、例外なく素晴らしいことです。
その上で、もっともっと良くしていける。
子どもが持っている能力や可能性はこんなもんじゃないし、まだ花開いていない天才性が必ずあります。
それを引き出せるかどうかは、親のコミュニケーションの取り方次第だとも言えます。
ここでコミュニケーションや考え方を変えるのは、
「親子の関係をもっと良くしていけるから」
「子どもの可能性や天才性をもっと引き出していけるから」
です。
決して、これまでがダメだったからではありません。
子育てはそもそも一人でするものではありません。
親が他の人と繋がり、仲間を作って、コミュニティを作って、みんなで1人の子どもを育てていくものです。
親がそうした多様性の中に身を置き、コミュニティのメンバーたちと助け合いながら、
みんなで子育てをしていくものなのです。
一人でがんばらなくてもいい。
同じコミュニティの中で、共通言語を学び、それを実践している仲間たちと一緒に、
みんなで子育てをしていけばいいのです。
すでに仲間と共に子育てをしている人に話を聞いてみれば、
「仲間がいなかったら、今頃、私たち親子はどうなっていたか・・・」
と言います。
また、コミュニティに所属しながら子育てをすることによって、子育て論だけではなく、
他の家庭の子育てのリアルも教えてもらいながら、子育てをしていくことができます。
自分だけじゃなかったという安心感もあれば、自分のところだけの特殊さにも気付くことができます。
「家庭の常識は、社会の非常識」
なんてよく言ったもので、他の家庭の事情も知ることで、自分の思い込みを超えた、
社会通念としての「コモンセンス」を知ることができます。
なぜ、アドラー心理学なのか?
ここまでに出てきた、
「子どもが天才性を発揮し、社会で活躍している」
「子どもが自分から勉強を始める」
「家庭を子どもの安全基地にする」
「子どもの主体性」
「遊びの解放」
といった考え方は全て、アドラー心理学の理論や思想が元になった考え方です。
それを僕が実践できる形にオリジナルで作り変えて、色んな人に実践してもらってきました。
そうすると、子どものペースやタイミングを重視するから、時間こそかかるものの、
・子どもが自分の意志で学校に行き始めた
・行きたい高校に行くために、自分から勉強をやり始めた
・子どもが自分から苦手を克服しようとがんばり始めた
・人見知りだった子どもが、初めての人ともコミュニケーションを取れるようになった
・ゲーム以外の趣味ややりたいことが増えて、イキイキとし始めた
・不登校引きこもりだった子どもが英語に興味を持ち、海外留学をした
というようなことが次々と起こっています。
子どものそんな変化を見て、親自身の喜びの声もたくさん届いています。
親自身の心も軽くなり、コロナ禍が始まってから子どもが家にいることが増えても、
ほとんど気にならなくなったりしています。
子どものことでイライラしなくなったり、信じて見守れるようになったと、
本当に多くの親たちから話を聞いています。
アドラー心理学を学ぶことは、親自身にとっても、子どもにとっても、大きく関係性を変えるものなのです。
子どもに自分から勉強を始めてほしかったり、天才性を発揮してほしいと願うのであれば、
親が学んでおくべき考え方でもあるなと思っています。
一方で、「アドラー心理学を学ぶだけでは実践するのが難しい」という声も聞きます。
なので、今回の企画の中で、ワークを交えながら自分でも考えてもらったり、
実践をしてもらうような課題もたくさん用意しています。
受け身で教わるだけではなく、積極的に考えて、実践していってもらう部分もあります。
そうやって、アドラー心理学を頭・心・体の全身で理解していけるようにしてあります。
また、アドラー心理学については一度しっかりと学んでおけば、
その後の子育てや自分の人生において、ずっと使っていくことができます。
アドラーが
「人生で起こるあらゆる問題は、対人関係の問題である」
と言ったように、コミュニケーションについて学ぶことによって、
子育ての問題や、人生で起こる問題の多くは、解消されていきます。
アドラー心理学の考え方を身に付けていれば、たとえ具体例で出てきていない出来事が起こっても、
「こういう場合は、こうやって考えればいいんだな」
ということが分かります。
言ってみれば、子育てや自分の人生における「考え方の土台」を整えることでもあります。
親の人生において、子育てが全てだとか、子育てを最優先にするのではありません。
まずは親の人生があり、その中に、子育てがあります。
親の人生が主であり、子育ては親の人生の1ページに過ぎないのです。
だからこそ、親が子育てに全身全霊をかけて、自分を犠牲にしてしまうと、
子どもとの関係が上手くいかなくなってしまう。
そうではなく、まずは親が自己受容をして、幸せに楽しく生きられるようになる。
自分らしく生き、幸せで楽しく生きられている親が、子どもに溢れんばかりの愛情を注ぐことで、
子どもは親からの愛情を存分に感じられるようになる。
(みんな子どもに愛情は注いでいるでしょうから、子どもにちゃんと届いているかどうかが大事)
自分には愛される価値があり、自分のままで生きていてもいいし、
自分が幸せに生きられるんだということを疑わなくなる。
子どもは愛されている実感を持ちながら、自分の才能を思う存分発揮するために、
「自分から勉強を始める」
のです。
子どもにそういう人生を歩んでもらえるような考え方を身に付けるために、
「アドラー心理学」
を教えていく企画をやります。
今回の企画は、「Exciteアドラー心理学」と題して、正式に「講座」として開こうと思います。
僕が「アドラー心理学」をテーマに講座を開くのは、今回が初めてです。
僕はよく、
「かずやん(僕)の説明は、すごく分かりやすいです!」
といったメッセージや、
「かずやんから勉強を教えてもらって、初めて勉強が楽しいと思えました!」
といったメッセージを(ありがたいことに)いただくことがあります。
僕は、子どもに「勉強をしてほしい」と切に願っています。
勉強はおもしろいし、人生を豊かにしてくれるし、身の危険や損失から守ってくれる。
人生のプラスを増やし、マイナスを減らしていける、人生を成功させていくために
必要な活動の1つだと思っています。
しかし、残念なことに、勉強のおもしろさを伝えてくれる人や、
勉強をする目的について話す人があまりにも少ない。
ましてや、勉強のおもしろさを大人向けに伝えている人はもっと少ないと思います。
「勉強をしてほしい」という想いは、多くの親と共通する願いだと思います。
ただ、そう願うのであれば、親としてやらないといけないのが、
「親が自ら勉強を楽しみ、勉強し続けている」
という姿勢です。
親自ら勉強をし、楽しんでいるからこそ、子どもとの話の中で知的好奇心を刺激できたり、
勉強をする目的について話せたりします。
「勉強はしなければならないことだ」というのではなく、人生を豊かにすることを知っていて、
それを実感している。。。
親が勉強をする目的を持って勉強をしているからこそ、子どもに話せます。
僕は、子どもだけではなく、親にも幸せでいてほしいと願っています。
親が自己犠牲的に子どもを育て、子どもだけが幸せになり、親はボロボロになる子育ては、
真の意味で、子どもの幸せには繋がらないと思っています。
子どもの幸せを願うのであれば、何としても、親も自分のことを幸せにしなければなりません。
同時に、僕は、子どもだけではなく、親にも自分から勉強をし、楽しんでほしいと願っています。
親が勉強をする楽しみを知らずに、子どもだけが勉強をし、人生を豊かにしていくことは、
真の意味では、できないんじゃないかと思っています。
子どもの人生の成功は、親の人生の成功の上に成り立つのではないかと思っています。
親にも勉強をする楽しみを実感してもらいたい。
そんな意味を込めて、今回の企画の名前を「Exciteアドラー心理学」と名付けました。
みんなでアドラー心理学でExcite(興奮、楽しい)しながら、勉強をしていこう!という意味合いです。
何とかして子どもを変えるために勉強をするのではなく、
親と子どもが一緒に人生を楽しみ、幸せになっていく。
家族みんなで夜ご飯を食べる時に、今日勉強した内容が飛び交うような、
そんな家庭が増えたらいいなと僕は思っています。
今回の企画は、「家庭を子どもの安全基地にする」ことを目標にして、
親が「アドラー心理学」を楽しく勉強して、自己受容できるようになり、
子どものことを信じて見守れるようになることを目指します。
そのために、およそ3ヶ月かけて定期的にセミナー動画をお届けしていく予定です。
Exciteアドラー心理学の内容全体の構成はこのようになっています。
◆思想編
【第1章】共同体感覚
【第2章】課題の分離
◆理論編
【第3章】目的論
【第4章】認知論
【第5章】主体論
【第6章】対人関係論
【第7章】全体論
です。
まず、参加後、すぐに、
「第1章 ~共同体感覚~」
の動画をお届けします。
およそ2時間あります。
その後、2日おきにメールが届きます。
1章あたり約7通のメールで構成されていて、全部で50通届きます。
各章の最初に本編動画をお届けして、最後に追加動画をお届けします。
さらに、感想を送ってくれた方には、感想のお礼動画として、各章ごとに計7本プレゼントしています。
全動画数は、21本あります。
なので、毎日メールを読んで、定期的に届く動画セミナーを受講しながら、
アドラー心理学について学んでいってもらいます。
一番最初に送る動画がアドラー心理学において最も重要な内容なので、
人によっては、この動画を見るだけでも子どもとの関係がガラッと変わっていきます。
実際に、子どもとの関係に悩んでいたお母さんからは、
子どもとの関係が、自分の母親との関係から来ていることに気付き、
子どもとの関係だけではなく、母親との関係も変わったという声もいただいています。
最初に第1章の本編動画を視聴してもらって、
アドラー心理学の基礎であり、根幹の部分を学んでもらいます。
その後は、定期的にセミナー動画や、メルマガを配信していきます。
具体的には、こんな感じの話をしようと思います。
たくさん書いてありますが、気になったところだけかいつまんで読んでもらえるといいかなと思います。
受容と肯定の違い
自己受容と自己肯定感という似たような言葉がありますが、この2つは明確に違います。
まずやっていくのは「親の自己受容」であって、自己肯定感を上げることではありません。
自己肯定感を上げようとすると、自己肯定感が上がらないことで自分を責めてしまいます。
自己受容と自己肯定感がどう違うのかを解説しながら、どうやったら自己受容できるのかをワークを交えて体験してもらいます。
子どもは何を以て幸せを感じるのか
一般的な心理学は、実験をして、統計を取り、法則を見つけ出していく科学的な手法です。一方で、アドラー心理学は心理学という名前はついていますが、科学ではありません。本来ならば主観的なものであるはずの「人の幸せ」について詳細に語られています。アドラーは、何を以て「人の幸せ」だとしたのかを解説していきます。
子どもを無条件に信頼する方法
子どもには、親からの愛情だけじゃなく、信頼されることも欠かせません。信頼には、「条件付きの信頼」と「無条件の信頼」があり、それぞれ「信頼」と「信用」と呼ばれています。
大切なのは「信頼」の方なのですが、どうやったら子どもを無条件で信頼できるようになるのかを話します。
生きる意欲の正体
文科省では「子どもの生きる力を育む」ということが言われています。しかし、何を以て「生きる力」と呼んでいるのかは明確には語られていません。アドラー心理学では「これが生きる意欲だ」というものが語られているので、それを解説していきます。
連綿と続く自己否定の系譜を断ち切る
自己受容とは、自己否定をやめることを言います。この自己否定がいつから始まったのかと辿ると大抵が「幼少期の親子関係」にたどり着きます。
自己否定が強い人の場合、親を責めていることも少なくありませんが、僕が伝えるやり方では親を責めず、自分を責めず、自分を受容していく方法をお伝えします。
「母親に向き合う」の本当の意味
自己受容をするためには、自分の母親と向き合うことがたびたびあります。なぜなら、自分を産んだ人であり、自分の価値観を設定した人だからですね。母親と向き合うのは、実際の母親に想いの丈をぶつけることではありません。もし、母親がすでに亡くなっている場合だと向き合えないことになりますよね。では、母親に向き合うことの本質とは何なのかを詳しく解説していきます。
難しい内容を簡単にしちゃう”簡単な”考え方
アドラー心理学を勉強している人に話を聞くと、よく「アドラー心理学は難しい」と言われることがあります。実は、アドラー心理学が難しいか、簡単かは、自分で選ぶことができます。難しいと感じる人と、簡単だと感じる人とでは、持っている価値観が明確に異なります。
簡単だと感じる人の価値観とは何かを解説して、それを採用する方法を教えます。
効果的な勉強の仕方
今回のExciteアドラー心理学では、親も楽しく勉強ができたらいいなと思って、講座を設計しています。がんばる苦しい勉強を手放して、楽しく効果的な勉強方法をお話します。
子育てで目指すべき場所
アドラー心理学では子育ての目標が掲げられています。これを僕なりに現代版にアレンジして、より本質的に再解釈して、解説します。
安全基地の先にあるもの
家庭を子どもの安全基地にしたら、それですぐに子どもは自分から勉強を始めるわけではありません。
安全基地にすることと、自分から勉強を始めることの間には、もう1つ重要なステップがあります。
そのステップについて解説します。
子どもが学校の勉強に興味を示す
一般的には、子どもは学校の勉強は嫌いだと思われています。ですが、実際はそうとは限りません。
学校の勉強を楽しむ子どももいます。では、どういう育てられ方をしてきた子どもが学校の勉強でも楽しめるようになるのかを話していきます。
勉強の本質
「数学なんて勉強しても、将来何の役にも立たない」と言う子どもが時々います。
ですが、勉強の本質は役に立つか立たないかではないので、その質問は本質的ではありません。
では、どうして学校では数学や古典などを勉強するのでしょうか。その本質をお伝えします。
みんながつまづく課題の分離の上手いやり方
アドラー心理学の中でもとりわけ難しいと言われているのが「課題の分離」です。
課題の分離は、本質を押さえれば、案外簡単にできるようになります。
どうやったら簡単にできるのかを説明します。
課題の分離は元々はアドラーの用語ではなかった
実は、「課題の分離」という言葉は、元々のアドラー心理学の言葉にはありませんでした。
日本に入ってくる時に、野田俊作先生が作った概念だと言われています。
では、元はどんな考え方だったのか?それを理解すれば、課題の分離もずいぶんと分かりやすくなるはずです。
孤独の課題を共同の課題にする
課題の分離はとても誤解されやすい考え方で、「私は私、あなたはあなた」という個人主義の考え方だと誤解されます。ですが、課題の分離は個人主義をしたいわけではなく、人と人とが協力できるようになりたいのです。
課題の分離と協力を繋ぐものを「共同の課題」と言いますが、子どもの課題を「共同の課題」にして一緒に取り組むためには、どうしたらいいのか?を解説します。
親が子どもの勉強を適切にサポートをする
課題の分離を応用すると、親が子どもの勉強を適切にサポートするやり方も見えてきます。
親がイライラせずに、子どもと一緒に勉強をするためにはどうしたらいいのか?を話します。
苦手の克服をしない方がいい理由
学校などでは「苦手なことを克服しよう」という目標を掲げられることが多いのですが、実は、苦手を克服しようとすればするほどドツボにハマっていって、そのことが嫌いになってしまったり、自信を失ってしまいます。
得意なことを伸ばす方が圧倒的にオススメです。では、なぜ苦手の克服をしない方がいいのでしょうか?を説明します。
やりたいことをやり、なりたい自分になれる方法
「目的論」の考え方を使うと、やりたいことができたり、なりたい自分になることができます。
目的論をどうやって使えばいいのかを話します。
目的論を使って感情をコントロールする方法
アドラー心理学では「感情は道具であり、使用する目的がある」と考えます。なので、目的論を使うことで、感情をコントロールすることができるようになるのです。その方法を話します。
皮膚病の赤ちゃんの目的
ある日皮膚病の赤ちゃんを連れたお母さんが皮膚科のカウンセリングに訪れました。カウンセリングをすると、赤ちゃんが皮膚病を使ってお母さんに伝えたかったことが浮き彫りになってきました。
まだ言葉を話せない赤ちゃんが、お母さんに何を伝えようとしていたのか?を話します。
ある子どもがお菓子を3つも持って帰ろうとした本当の目的
ある保育園児が、「お菓子は1人1つまでね」と言われていたにも関わらず、3つも持って帰ろうとして、先生やお母さんに怒られていました。しかし、この子の気持ちを知ったお母さんは涙せずにはいられませんでした。
この子がお菓子を持って帰ろうとした優しい目的について話します。
ギックリ腰に隠された人生をひっくり返すメッセージ
僕がギックリ腰になって、何をしても治らなかったことがありました。しかし、ギックリ腰を悪いものと捉えるのをやめて、そこからメッセージを読み取ろうとすると、僕自身も完全に見落としていたある事実が浮き彫りになりました。それは何だったのかを話します。
好きなことを仕事にするには?
昨今、「好きなことを仕事にする」とか「やりたいことを仕事にする」と言われます。
目的論で考えると、どうやったら好きなことを仕事にできるのかについて解説します。
不登校を原因論と目的論で考えた時の違い
不登校は「何が悪かったのか?」と原因論で考えると気持ちが暗くなってしまったり、子どもを責めてしまいます。
一方で、目的論で考えてみることで、不登校も明るくとらえることができ、子どもが希望を失わずに生きていくことができます。この2つに一体どんな違いがあるのかを解説します。
繰り返し起こる問題や慢性的な問題から抜け出す方法
人生には、何度も繰り返し起こる問題や、長い期間続く慢性的な問題があります。問題が消えてなくなることを期待すると、実は問題が一旦消えても、また再発したり、なかなか消えなかったりします。
では、どうしたら繰り返し起こる問題や、慢性化した問題から抜け出せるのかを解説します。
「子どもに寄り添う」の本当の意味
子どもに寄り添うことは非常に大切ですが、寄り添っているつもりが「柔らかく親の価値観を押し付けている親」が後を絶ちませんし、親自身もなかなかそのことに気付きにくい。
「寄り添う」についてとても分かりやすい図解と解説があるので、それを教えます。一発で分かります。
目標を達成できるようになる捉え方
「こうなりたい」「これを実現したい」と願っても、それだと実現しません。
目標を達成したり、理想を実現するためには、目標の見方をガラッと変えないといけません。
目標をどう捉え直せば、達成できるのかを解説します。
明るい不登校と暗い不登校の違い
子どもが不登校になった時、家では元気な明るい不登校と、家でも元気が無い暗い不登校があります。
家では元気な明るい不登校は、特に家庭ではやることはありませんが、暗い不登校の場合は親子関係に問題がある場合があります。それをどうしたらいいかを詳しく解説します。
子どもに反抗期は存在しない
「10歳を超えると子どもは反抗期になる」と信じられていますが、反抗期になる子とならない子がいて、それは明確に違います。もっと言えば、子どもに反抗期は存在しません。
では、反抗期とは何なのか?というと、実は、親子関係の特殊な状態なのです。これを理解すると子どもの反抗期は無くなります。
人生を一気に変えていく方法
僕らの人生は、僕ら自身の行動の結果の積み重ねで出来ています。だとすると、行動を変えれば人生が変わりそうなものですけど、実はそれだけではなかなか人生は変わりません。
行動の根底にある認知を変えなければ、結局、元の人生に戻るだけです。認知を変えて、行動を変えていく方法をお伝えします。
「分かる分かる」よりもしっかりと相手に寄り添う共感のやり方
人間関係が上手くいかない人の特徴として、「相手目線が抜けていて、自分目線でばかり考えている」というのがあります。相手目線で、相手に寄り添うには共感をするのですが、アドラー心理学における共感とは「分かる分かる」と言うことではありません。もっと本質的な共感の方法について教えます。
相手目線に立てるようになる
子どもと信頼関係を築く上で、相手目線に立てることがすごく大切です。親の価値観や意見を押し付けずに、相手目線に立ち、子どもの見ている世界を理解するための方法について話します。
自己中心的と主体的の違い
自分を最優先に生きようとするのがアドラー心理学の目指すところなのですが、それは自己中心的ということではなく、主体的な生き方を指します。この2つは似ているようで、実は真逆の考え方です。何がどう違うのかを解説します。
孤独の自立を回避して、幸せな自立を目指す
一般的に言われている「自分のことを自分一人でできるようになる」という自立は、どんどん子どもを孤独へと追いやっていきます。アドラー心理学における「幸せな自立」について話します。
究極の幸せとは何か
お金、健康、仕事、友人関係、家族など、僕らは色んなことで幸せを感じることができます。
しかし、数ある幸せの中で、最も本質的で、究極の幸せとは何でしょうか。それを解き明かした人の話をします。
自己否定がやめられない理由
僕のメルマガを読んでくれてる人なら、自己否定をやめて自己受容をすることの大切さを知っていると思います。
しかし、それが上手くいかない人も少なくない。なぜ自己否定がやめられないのか。そこには決定的な見落としがあります。そのことについて話をします。
勇気づけの10個のパターン
アドラー心理学は別名「勇気の心理学」とも言われていて、勇気を持てるような関わりを「勇気づけ」と言っています。子どもを勇気づけできると、子どもの行動量が増えます。
簡単にできる勇気付けの10個のパターンを教えます。
子どもの選択肢を増やすのは学歴ではなく・・・
しっかりと勉強をして、高い学歴を得たら人生の選択肢が増えると言われています。たしかに一理あるのですが、それはあまり本質ではありません。それが分かっていても勉強ができない子どももいますよね。
勉強や学歴が人生の選択肢を増やすのではなく、もっと心の問題なのです。では、何が人生の選択肢を増やすのかをお話しします。
認知のメガネを掛け替える3つの方法
僕らはみな認知のメガネを掛けていて、この世界は認知のメガネ越しにしか見ることはできません。
そして、人生を変えるなら認知のメガネを掛け替えるしかありません。
Exciteアドラー心理学では、認知のメガネの掛け替え方として3つの簡単な方法をお教えします。
現代の幸せの定義
1970年以前、心理学界隈では「幸福とは安心してリラックスできること」だと考えられていました。しかし、ちょうどこの頃、「リラックスしてても幸せとは限らないのではないか?」と考えられるようになりました。
現代でも通用する「人はどんな時に幸せなのか?」について話します。
望む未来を引き寄せる4つのステップ
望む未来を引き寄せるためには、ただ未来をイメージしたり、そこに浸っていい気持ちになるだけでは引き寄せることはできません。ポイントを押さえて、4つのステップを踏む必要があります。Exciteアドラー心理学では、その4つのステップについて解説します。
「夢は二度叶う」の本当の意味
夢は、一度目はイメージの中で、二度目は現実世界の中で叶うと言われています。これをアドラー心理学的に解釈すれば、ある重要な考えにたどり着きます。それが何なのかについて話します。
人が生きていく理由
文科省では「生きる力を育もう」と言われていますが、生きる力とは何のことを言うのでしょうか。
実は、アドラー心理学では明確に定義されています。生きる力が何なのかを押さえて、子どもの生きる力を伸ばしていく関わり方を具体的に教えます。
人が自殺をする理由
昨今、子どもの自殺が増えていると言われて、コロナ禍に入ってからさらにその数は増えていると言われています。アドラー心理学の観点で自殺を考えると、ある事柄が見えてきます。また、親からしたら最も恐れるべきことだと思いますが、子どもが生きていくために親として何ができるのかについて話します。
なぜ、子どもが自分から勉強を始めるのか
これは多くの親が見落としがちなことですが、「勉強をする」というのは人間にとってかなり高度な営みです。なので、子どもに「はい、勉強しようね」と言っても、勉強するようにはなりません。
いくつかのステップを経て、子どもは自分から勉強を始めます。
では、そのステップとは何なのか?どうやったら、ステップを上がっていけるのか?について話します。
子どもにイライラしてしまう理由
親がイライラしたり、不機嫌になったりする原因は、子どもにあるのではなく、親の方にあります。
親の思考のクセによって、子どもにイライラしてしまうんです。どんな思考のクセがあると子どもにイライラしてしまうのか?を解説します。
不安になる理由
親が子どものことで不安になったり、心配になったりするのも、親の思考のクセによるものです。
違う感情が湧いてくるので、不安になる思考のクセは、イライラの思考のクセとはまた違います。
それについても解説します。
思考のクセを変えて、イライラや不安を手放す3つの考え方
僕がよく使っている考え方を採用すると、イライラしにくくなり、不安にもなりにくくなります。
僕がどんな思考法を使っているのかを3つご紹介します。
共感をする目的
「子どもに寄り添うことは大事」とか「子どもに共感をするのは大事」だと言われます。それはたしかにそうなのですが、なぜ大事なのでしょうか?実は、寄り添いや共感には明確な目的があります。
この目的を持って共感をすると、子どもとのコミュニケーションが段違いになります。
劣等感を人生をより良くするために上手く活用する方法
アドラー心理学の特徴の一つに「劣等感」の研究があります。劣等感は悪いものではなく、劣等感を上手く使うことで人生をかなり豊かに過ごすことができるようになります。
どうやったら、劣等感を上手く使えるのでしょうか?について話します。
子どもとの間にエネルギー循環を起こす方法
親子関係には2種類あって、「子どもからエネルギーを吸い取る関係」と、「子どもとの間にエネルギー循環を起こす関係」があります。子どもとの間にエネルギー循環を起こすと、子どもだけでなく、親もどんどん元気になっていきます。どうやったらエネルギー循環が起こるようになるのかについて話します。
などなど・・・
かなりたくさん書きましたが、これがExciteアドラー心理学で話そうと思っている内容の一部です。
もちろん、実際にははるかに多くの内容がありますが、
なんとなくこんな話をするんだなとイメージを掴んでもらえたらいいなと思います。
なお、この講座は、参加者の状況に合わせて、適宜アップデートしていくので、
内容が前後したり、変更になる可能性があります。
まとめると、今回の企画では、
「およそ3ヶ月で、親が自己受容して、家庭を子どもの安全基地にして、
子どもが自分から勉強を始めるために必要なアドラー心理学の知識と感覚を身に付ける」
ということを目標にします。
アドラー心理学の全体像とその詳細について、
さらに、僕が独自に学んできた内容も組み合わせた内容になっています。
純粋なアドラー心理学ではなく、
「子どもが時分から勉強を始めるために必要な知識を感覚を身に付ける」
というのを目標にして、何倍もバージョンアップさせたアドラー心理学について学んでもらいます。
価格について
ここまで読んでくれてありがとうございます。
おそらく最も気になっているであろう価格の話をさせてもらいます。
もったいぶっても仕方がないので、ささっと公表しますね。
今回のExciteアドラー心理学の価格は4万円(税抜)です。
価格についてはずいぶんと悩みました。
今回の講座のボリュームもさることながら、この講座で伝えている方法を実践していくと、
親子関係が変わり、子どもが自分から勉強をするようになるかもしれない。
そうすると、親も、子どもも、人生のクオリティが大きく上がることでしょう。
その変化に価値をつけるとしたら、10万円以上の価格をつけてもいいかと思っていました。
しかし、僕がやりたいことは
「家庭を子どもの安全基地にできる親を増やすこと」
なので、より多くの人に参加してもらい、幸せで楽しく過ごせる子どもを増やしたいのです。
であれば、思い切って、4万円にしてみました。
講座は約3ヶ月なので、1ヶ月にすると1万3千円程度です。
ちょうど小学生の子どもが塾に通うぐらいの金額です。
親の通う通信講座だと考えると、きっと多くの人が払える金額ではないかと思います。
ですが、実際に参加する際には、
「これは10万円以上の価値がある講座なんだ」
と思って参加してみてください。
それだけで、講座で得られるものの価値はグッと上がります。
実際に払うのは4万円ですが、ぜひこの講座に参加する際には、
子どもとの関係が変わったり、親自身の人生が上向きに変わっていくことに
ワクワクしながら参加してもらいたいと思います。
そのことに10万円以上の価値を設定しておいてください。
まとめると、Exciteアドラー心理学は、
・本編動画7本、感想のお礼動画7本、追加動画7本の計21本の動画がもらえる
・50通のメルマガを配信(2日おきなので、約100日です)
・価格:44,000円(税込)
です。
最高に幸せな人生を送るには
親の本当の願いは、
「子どもが幸せに楽しく生きてくれること」
だと思うんです。
では、親の最高の幸せとは何だと思いますか?
これは、お金でも、健康でも、仕事でも、贅沢でもありません。
「身近な人との良好な関係」
です。
一緒に暮らす家族や、普段会うことのある友人などとの関係です。
その中には、当然、親子の関係があります。
親は子どもへの愛情があるにも関わらず、コミュニケーションや心のことについて学んできていないから、
ミスコミュニケーションになってしまっていることが少なくありません。
「こんなに愛しているのに・・・」
と苦しい気持ちになっている親がたくさんいることも知っています。
僕は、子どもの幸せは願っていますが、それは親の幸せの上に成り立つものだと思っています。
つまり、親が幸せに生きることができていて、子どもも幸せな人生を送れるということです。
そのためには、「身近な人との良好な関係」を作る必要があるんです。
良好な関係とは、仲良しであることではありません。
仲良しは、本音を隠して建前でいることで、装うことができますからね。
良好な関係とは、本音でポジティブに語り合える関係のことです。
アドラー心理学には、子どもと良好な関係を築くための考え方がたくさん詰まっています。
それを僕の言葉や僕なりの解釈を経て、分かりやすく詳細に解説していきます。
これはまさに「一生モノ」の学びだと言えます。
そして、アドラー心理学を学んだ親同士でコミュニティを作り、
お互いに学び合い、支え合えるような関係も築いていきたいなと思っています。
具体的なことはまた追々伝えていきますが、今回の講座では、
僕は学んで実践してきたアドラー心理学の真髄を余すところなく公開していこうと思います。
子どもはみんな天才です。
僕はそれを信じて疑いません。
その考え方を、態度を、エネルギーを、ぜひとも感じに来てもらえればと思います。
きっと今まで以上に子どものことが愛おしくなるはずです。
約3ヶ月間で、親子の関係はガラッと変わっていくと思うので、どうぞお楽しみに。
それでは、ありがとうございました。
佐伯和也