子どものことで不安でいっぱいのあなたへ
こんにちは、佐伯和也です。
今回の企画は、子どもが自信を持ち、主体的に生きられるために、親がどういうコミュニケーションを取ればいいのかを、6ヶ月で学べる講義&ワーク形式のコミュニケーションクラスです。
親子の間にある問題は、子どもが悪いわけでもなく、親が悪いわけでもありません。
親子の間で交わされるコミュニケーションを変えていくことで、親が子どもを責めず、親が親自身を責めずに、子どもとの関係を、そして、子ども自身に変化を起こしていくことができます。
「子ども自身に変化を起こす」と言っても、子どもに何か怪しい操作や、関わりをして、気付かないうちに変えようとしているのではありません。
親も、子どもも、自立的かつ、協力的な生き方をして、親子の幸せを実現していこう、というものです。
子どものことは、親が悪いのか!?
育児書や、ネットの子育て関連の記事を読むと、
・子どもの可能性を潰す親
・毒親
・子どもをダメにしてしまう親
・子どもに悪影響を及ぼす親
などなど・・・
「子ども 親」で検索しただけで、自然とネガティブワードが多めに出てきます。
世間一般の認識は、どちらかと言えば、『子育ては親の責任』という風潮が強いのかと思います。
子どもが社会から認められるような育ち方をしたら、子どもがすごい。
子どもが社会から認められないような育ち方をしたら、親が悪い。
そう言いたげな情報があふれています。
ということは、絶賛、子育て真っ最中の親が、育児についての情報を集めてしまうと、必然的に、
『親が悪い』
っていうことを意識し続けてしまうわけ。
親子の問題は、”コミュニケーション”にあり
でもね、本当にそうか?っていうと、実は全然違う。
なんでかっていうと、
子ども ⇒ 自分の人生を一生懸命生きている
親 ⇒ 子どもに幸せになってほしいと願って育てている
でしょ?
ということは、どんな親だって、そこにあるのは愛情なんだ。
だから、何が起ころうとも、子どもも、親も、悪いわけじゃない。
ここは絶対に押さえておかないといけないところ。
子どもも、親も、悪いわけじゃない。
じゃあ、何がおかしいのか?っていうと、
『コミュニケーション』
です。
おかしいとこは、親と、子どもの『間』にあるんです。
子どもにダメ出ししても変わらない。
親を責めても変わらない。
でも、コミュニケーションの取り方を変えると変わります。
ここが非常に大切なところです。
コミュニケーションを見ずに、子どもを責めるか、親を責めるかしていると、親子関係は変わりません。
成功したから幸せなのではなく、幸せだから成功する
では、なぜ、親子の関係を良くし、家庭環境を良くすることが大切なのか。
それは、
「成功したから幸せになるのではない。
幸せだから、成功する」
ということです。
『成功』とは、夢を叶える、目標を実現する、と言い換えて差し支えないです。
子どもにとっての根源である『親子関係』が子どもにとって不幸せを感じるものであれば、子どもは成功しにくくなる、ということです。
例えば、子どもにいくら勉強をがんばらせたところで、子どもがストレスを感じ、不幸せを感じているなら、どれだけ勉強しても、なかなか成果は出にくい。
しかし、子どもが親子や、家庭環境に安心感や、幸福感を感じているならば、成果は出やすい、ということです。
なぜならば、親や、家族との関係により、子どもが安心感や幸福感を感じられることにより、子どもは
『自分を信じられる』
からです。
子どもが安心感を感じていることが大事
自信が無いままやったこと。
自信を持ってやったこと。
そのどちらがより成果が出やすいのかは、すぐに分かると思います。
もちろん、自信を持ってやったことです。
子どもが安心感を感じられる。
↓
子どもが自信を持って、活動する。
↓
成果が出やすくなる。
↓
能力が高まり、さらに自信がつく。
↓
その自信により、人に優しくなれる。
そんなことが子どもに起こります。
親子関係や、家庭環境を整えることで、子どもが”本来持っている”能力を、自分で発揮しやすくなる、ということです。
そして、子どもが”本来持っている”優しさも発揮することができるようになる、ということです。
子どもは本来、才覚溢れた存在だし、人格的にも優れています。
何の才覚なのか。
どんな優しさなのか。
それは千差万別ですが。
親子関係や、家庭環境は、子どもの根源を形作る密接な時間、空間を作ります。
学校や、先生との関係、友人との関係も子どもの成長には寄与しますが、やはり親子関係や、家庭環境の方が大きな影響を与えます。
子どもの主体性には、『遊びの解放』が必要不可欠
親が、子どもの成長を望むのは、ごくごく自然な話ですよね。
そのために、親は、子どもに何とかして勉強をさせようとしちゃう。
そうすると、子どもが身に付けるのは、
「自分からは勉強をしない」
「言われた時だけ勉強をする」
っていう依存的な生き方です。
親がいる間は勉強してくれるので、まったく勉強しないよりもマシだ、って思うかもしれません。
でも、よく考えてみてほしいんです。
本当に、勉強が必要なのは、社会に出てからです。
仕事を始めてから、その仕事に関する学習をして、お客さんの役に立てるように努力する。
でも、「言われて勉強をする」っていう習慣を身に付けてきた子どもは、社会人になって、『勉強しろ』と言われなくなったら、勉強をやらなくなります。
最も、勉強を必要とする時に、勉強をやらないんです。
なんでかっていうと、子どもが親元にいる時に、
「勉強しなさい!」
って言ってきちゃったから、ですね。
言われた時、親がいる時には、怒られないために勉強をします。
その勉強は「怒られないため」なので、親がいなくなったり、親元から離れたら、もう勉強はしなくなります。
そしたら、社会的に生きていくのが辛くなりますよね。
だから、『この逆』をします。
「勉強しなさい!」
っていうと、社会人になってから勉強をやめてしまうので、
「勉強しなさい!」
をやめます。
これを『遊びの解放』っていう言い方をします。
勉強について焚き付けずに、子どもに任せてしまう。
子どもが遊びたい時に、遊びたいだけ遊ぶ。
「そんなことしたら、子どもはいつまでも遊び続けちゃうでしょ?」
って思うじゃないですか。
意外にそうでもないんです。
『遊びの解放』をしたら、ぜひぜひ子どもを観察してみてください。
そしたら、子どもが自分のことを親が思っている以上に、あれこれ考えていることが見えてきます。
『遊びの解放』
をすると、子どもは何も考えなくなるんじゃないんです。
親が、子どもの思考を司っているから、「勉強しなさい!」などをやめると、子どもが何も考えなくなるんじゃないか、って思うじゃないですか。
でも、これも逆なんです。
親が、子どもに「考えるべきことを意識させよう」とするから、子どもは何も考えなくなるんです。
なぜなら、
「親が、代わりに、考えてくれるから」
ですね。
親がやってくれることならば、子どもがわざわざ自分でやらなくてもいいですよね。
わざわざです。
親がやってくれることを、子ども自身がわざわざやることほど非効率な話は無い、ということも子どもは分かります。
だから、子どもが自分のことについて考え、子どもが自分のために勉強を始めるためには、
「勉強しなさい!」
を言うのをやめて、
『遊びの解放』
に取り掛かるのが必要不可欠なんです。
今回のBASEでは、もちろん、僕の理論の中核的な思想である、
『遊びの解放』
『自律学習』
についても話します。
アドラー心理学や、コミュニケーションについてのことも実習を交えて学んでもらいます。
そして、子どもにとっての『安全基地』を親子関係や、家庭内に作りたいな、って思っています。
この辺りのことをBASEでは学んでいきます。
【BASE二期 説明会】
今回は、BASE二期の説明会についてのご案内です。
BASEに参加しようか迷っている方。
BASEに参加しないつもりだけど、興味はある方。
BASEに参加するつもりの方。
BASEに興味さえあれば、どなたでも参加していただけます。
◆日時:10月22日(日)10:00~12:00(開場:9:45)
◆場所:イオンコンパス東京八重洲会議室 RoomF
◆地図:http://www.aeoncompass-kaigishitsu.com/tokyoyaesu/access/
◆住所:東京都中央区京橋1-1-6 越前屋ビル4階
※JR東京駅の八重洲中央口の正面の大きな道路を右側にまっすぐ進んでもらいます。
5分ほど歩いていると、「旬鮮酒場 天狗」という居酒屋さんの看板が掲げられているビルです。
もし、セブンイレブンが見えた場合は、その反対側にあります。
◆参加費:無料
◆定員:14名
P.S.
僕は、子どもにはぜひとも色んなことを知ってほしいし、学んでほしいと思っています。
その気持ちは、多くの親と同じじゃないかな、って思います。
その時に、僕が採用している観点は、
「どういう時に、子どもは学びたいと思うのか?」
です。
僕自身、子どもの頃には、自分で色んなことを学んでいました。
・小1の時に漢字にハマり
・計算は得意で大好き
・文章を書くのも好き
・自然現象も好き
ってな感じでした。
ゲームも好きだったので、PCなどのIT系も強いです。
学力はどうか?っていうと、学年トップだったりしたこともあったので、決して低くはなかったと思っています。
で、この話をすると、
「それは、佐伯さんが特別だったからでしょ?」
みたいなことを言われるんですが、違いますよ、と。
親の関わり方には、
・子どもの才能を抑制する関わり方
・子どもの才能が自然に伸びていく関わり方
の2つしかありません。
で、僕はたまたま「子どもの才能が自然に伸びていく関わり方」をされただけなんです。
その関わり方は、学んで、実践し続ければ、身に付けるまでの時間は親ごとに異なりますが、誰でもできます。
BASEでは、その土台となる、
「親子関係、家庭環境が子どもにとっての『安全基地』になるようなコミュニケーション」
を集団で学びます。
親も、子どもも、幸せな家族を増やしていきたい。
そして、子どもが本来持っている「知りたい」「考えたい」っていう意欲をいかんなく発揮できる子を増やしていきた。
それが僕の目指していることであり、僕の持っている願いです。